こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
幻冬舎の代表取締役社長である見城徹氏著『読書という荒野』。
この本を読んだ感想を書いていきたいと思います。
【幻冬舎×NewsPicks】『読書という荒野』を読んだ感想
かなり『あとがき』が長くなってしまったのを見て、「わたしは読書が好きなんだな~」と改めて思いました。
本書を読み終えると、まるで自分がもうひとつの人生を体験したかのような感覚になる不思議な本でした。
【幻冬舎×NewsPicks】『読書という荒野』を読んだ感想
まさに見城さんの『これまでの人生』『人生観』『読書に対する考え方』が詰まった渾身の一冊でした。
正直、以下に書いたことは、感想というよりも自分の意見の方が割合として多くなってしまったかもしれません。
どのみち、「この本の内容を一部紹介したところで、本当にごく一部にしかならないな」と思うほどスケールが大きい内容の本なので、このかたちで良いのかもしれないと思っています。
『読書』をとおして『学ぶ』ということ
読書で学べることに比べたら、一人の人間が一生で経験することなど高が知れている。
本の序盤に書いてあるこの一文を読んで、「これからは今まで以上に読書をしないとなぁ」と思いました。
なぜなら、『本を読む』ことで実際にわたしの『考え方』というのはこれまで『何度も変わりました』し、その結果『行動が変わり、現実が変わる』という経験を幾度となくしてきたからです。
読書する前よりも、広い視野でものごとを見ることができるようになるんです。
たとえば、以下のようなものです。
ファッション
サルトリアリストという本(ほぼ写真ですが)を読んで、おもにミラノのファッションを目にして衝撃をうけ、自分のファッションセンスが変わった。
いろんなショップにいくようになり、いつの間にかファッションに興味がある人がまわりに集まったという経験をしたことがある。
ブログ
『プロブロガー』の本を読み、その本の影響を受けて現在『当ブログの毎日更新』を続けている。
その結果、『Twitterで読者さんとのやりとりがあり、やりがいを感じて楽しい』という経験をしている。
自己啓発
まさに、いま感想を書いている『読書という荒野』を例にします。
まさに『圧倒的努力』という言葉に影響を受け、また『朝起きたときに生まれ、夜眠るときに死ぬという感覚をもち、1日1日を大切に生きよう』と思いました。
『努力は圧倒的でなければ意味がない』という、見城さんの考え方を自分に沁み込ませることができれば、未来がより良い方向に変わると信じています。
読み終えたばかりなので、まだ結果は出ていませんが。
などなど…
このような経験があるうえで、見城さんのような『読書のプロ』ともいえる方にここまではっきりと『読書で学べることに比べたら、一人の人間が一生で経験することなど高が知れている』と言われるとテンションすらあがります。
ようするに、『自分の経験など全体から見れば浅はかなもの』であり、読書によって他者の人生などを想像することで、その読書が自身の糧となるということです。
『読書をすることで学びを得る』という行為は、ほんとうにワクワクします。
見城さんは、『実践しなければ読書じゃない』と言い切っています。
前述のとおり、多々実践してきたわたしとしては、かなり共感してしまいます。
そして、これからも実践していこうと改めて決意しました。
本を読もう!という気になる
この本では、見城さんが『これまでに編集した本』をはじめとする『おすすめの本』が、これでもか!というほど紹介されていて『本を読もう』という気になります。
そして本書は、あえてゆっくりと読みました。
その理由は『おすすめの本』が、本の内容とともに次々と『見城さんの考え』とともに紹介されるので、『あえてゆっくり楽しんだ』わけです。
ちなみに、沢木耕太郎さんや、村上龍さんの作品などが紹介されています。
その紹介に説得力があるので、本を読もう!という気になります。
作家と編集者の関係性が垣間見える
朝から晩まで作家と一緒に過ごして本をつくっていった『楽しげ』なエピソードがあれば、尾崎豊さんとの別れのように『悲しい』出来事も書かれています。
見城さんの記憶をめぐることができるので、本書を読んでいるとき、私は『もうひとつの人生を体験している錯覚』に陥りました。
実際に読んでみると、ほんとうにエピソードが豊富で驚くことだと思います。
また、見城さんが『幻冬舎』を立ち上げたときの『感情』がどんなものだったのかなど、私にとっては勉強になることが山ほど書かれていました。
ほんとうに、ありがたいことだと思っています。
自分で選んだ本を読んでみるススメ
わたしは本心として、学校で学ぶことなど、自分で選んだ『本』から学ぶことに比べると『極小』だと思っています。
そもそも『自分で選んだ本を読む』という行為は、『自分で情報をとりにいっている』ので、頭に入れようとするときのモチベーションがちがいます。
ましてや、いまはインターネットで調べれば答えが出てくる時代なので、『あえて本を読むということは、本気で調べようとしている証拠』ですよね。
しかも、いまのところ『ネット上の情報』よりは『本の内容』の方が『信ぴょう性が高い』でしょう。
なぜかというと、『インターネット』は『匿名性が高い』ので、『ハッキリと著者が記載されている本』よりは、すこし『信ぴょう性に欠ける』部分があるためです。
『読書によって得た情報』というのは、読んだ本の質にもよりますが、かなり『重み』があるのではないかと思います。
なので、プライベートで読書をした経験がない方は、『小説』でも『自己啓発本』でもなんでもいいので、まずは『自分が興味のある本』を一冊読んでみることをおすすめします。
価値観が変わったりするかもしれません。
あとがき
見城さんほどの『読書の達人』ともなると、人と話しているときに、相手が普段読書をしている人か、まったく読書をしていない人か判断することができるそうです。
わたしも、日本のなかでは本を読んでいる方だとは思いますが、おそらく見城さんからすれば、まったく読書をしていない人種に入ってしまいそうな気がしています。
なぜそう思うかというと、自分自身で全然『読書量』が足りていないと感じているからです。
読書によって得られる『知識』や、読書で得た『知識』をもとに『行動』をして、その結果『現実が変わる』という体験をもっとたくさんしていきたい。
安定的な生活に身をおき、毎日淡々と過ごして『一生』を終えてしまっては、せっかくの人生が『もったいない』です。
また、見城さんは『恋愛』『旅』『読書』の3つが『人を成長させる』と述べています。
わたしは既婚者なので、『恋愛』はちょっと遠慮しておきますが、『旅』と『読書』には惜しみなくお金を使おうと思いました。
この3つを『やり切る』ことで、『人生を豊かにすることができる』というのが見城さんの教えだからです。
とはいえ、『読書』にいたっては、中古本であれば100円で買うことができるものもあります。
やはり私は、『読書が最高のエンターテインメント』だと断言したいです。
コスパもいいですし。
すこし話はズレますが、むかしはテレビゲームも『平面的な表現』でした。
RPGなら、主人公が歩いている場所を頭の中で想像したりしながらプレイしていました。
技術が進化して、いまでは背景も『3D』で表現されるようになり『リアル』ですが、『ファミコン』や『スーパーファミコン』のような『2D』の表現で『想像力を必要とする』ゲームも好きだったんです。
これは、おそらく30~40歳の方には共感される方も多いと思います。
話はズレましたが、わたしは元々、『想像力を必要とすることが好き』なようです。
なので、わたしと同じように想像力をつかうことが好きな方は、いまは本を読む習慣がなくても、いざ読み始めると『読書好きになってしまう確率が高い』と思います。
読書は楽しいので、ぜひこちらの世界へ足を踏み入れてみてください。
本を読むことに慣れてくると、『読書よりも楽しいこと』を探すのが難しくなるレベルだったりしますよ。
読書を習慣化すると、『ふつうに生活しているだけでは気づくことができないこと』が次から次に自分のなかにインストールされていきます。
わたしが自己啓発本を読んでいると「わかってはいるように思っているけれど、実はわかっていない(行動できていない)ことが実はめちゃくちゃ多いな~」とよく感じます。
個人的に読書というのは、『うっすら理解している』ことを『明確に理解して日常に生かすことができる』に昇華する『きっかけ』となってくれるものだと思っています。
それでは、たのしい読書ライフを!
さいごまで読んでいただき、ありがとうございます。
以上、「【幻冬舎×NewsPicks】『読書という荒野』を読んだ感想」でした。
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