こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
インドには、”ワンワールドアカデミー” という「心を学ぶ」ための学校があります。
そこでは5日間のプログラムが行われますが、事前に詳細は知らされません。
それでも世界中から超一流の人々が集まり、「心」について深く学ぶために訪れています。
『世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業』では、その学びの核心に迫り、悩みを解消し “心を整えるための具体的な方法” が紹介されています。
※およそ2分で読めます
【書評】『世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業』|世界の成功者が学ぶ「心の授業」とは?
自分中心の意識(アイコンシャス)とは?
苦悩の状態に陥ると、自分中心の意識「アイコンシャス(I Conscious)」になります。
この状態では、「なぜ自分ばかりこんな目に遭うのか」「どうせ自分なんて価値がない」といったネガティブな思考が生まれやすくなります。
このような感情は他人にも伝染し、苦悩の連鎖を生んでしまいます。
しかし、多くの人は自分がアイコンシャスの状態にあることに気づいていません。
一度生まれたネガティブな感情は、根本的な問題が解決されない限り、形を変えて心の奥に残り続けます。
そのため、根本的な問題を解消することが重要です。
「今を生きる」とはどういうことか?
苦悩の状態は、「アイコンシャス」と「今を生きていない」ことの2つに分けられます。
「今を生きていない」状態とは、意識が過去や未来に向かいすぎていることを指します。
例えば、会社のことを考えるとき、「過去にこんなことがあった」「未来はどうなるのか」といった思考が生まれがちです。
ハーバード大学の心理学者マシュー・キリングヲース氏とダニエル・ギルバート氏の研究(2017年)によると、人は起きている時間の46.9%を過去や未来のことを考えながら過ごしています。
しかし、「今を生きている時間」が長いほど、幸福感が増すことがわかっています。
今を生きることで、五感が研ぎ澄まされ、周囲の変化や人の表情に敏感になり、自然とポジティブな気持ちになれます。
なぜ悩みは消えないのか?どうすれば悩みが消えるのか?
悩みは「感情が限界を超えたとき」に初めて自覚されます。
それまでは、自分が悩んでいることに気づかないことも多いのです。
そんなネガティブな感情は完全に消えることはなく、心の奥に押し込められます。
そして、それが怒りや悲しみ、無力感や絶望感となって表れます。
『美しい心を取り戻す4つのステップ』
- 気づく – 自分の心の状態が「苦悩の状態」であることに気づく
- 観察する – 頭の中を巡る心の声を観察する
- 苦悩の正体を知る – 自分中心の思考に気づき、しがみついている理想像を特定する
- 正しい行動を考える – 自分や相手にとって適切な行動を選択する
この4つのステップを実践することで、ネガティブな感情をため込まず、心を美しい状態に保つことができます。
まとめ
本書は、「心の学び」に焦点を当てた一冊です。
成功者であっても悩みを抱えていること、そしてそれを乗り越えるための具体的な方法が示されています。
特に印象的だったのは、悩みは根本的な原因を解決しない限り消えないこと、そして「今を生きる」ことが幸福につながるという点でした。
成功者だけでなく、日々のストレスや悩みに向き合うすべての人に役立つ内容だと感じました。
興味を持った方は、ぜひ本書を手に取って読んでみてください。
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さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。