【書評】『最高の体調』| 科学的メソッドと実体験から学ぶ健康習慣

こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。

サイエンスライター・鈴木祐氏の『最高の体調』は、科学的エビデンスと実体験に基づいた健康改善のための指南書です。

本書では、現代人が抱える健康問題を「文明病」と定義し、それを克服するためのメソッドが紹介されています。

私はこれまで、健康について様々な情報を発信してきましたが、本書を読んで「知らなかった!」と思う内容が多々ありました。

本記事では、特に印象に残った3つのポイントを紹介します。

※およそ1分で読めます

【書評】『最高の体調』| 科学的メソッドと実体験から学ぶ健康習慣

1. 『悪いのは自分だ』という考え方はNG!

本書では「太ったのは意志が弱いから」「仕事が終わらないのは能力が低いから」といった自己責任論を否定しています。

これらは単なる仮説であり、むしろ現代社会が生み出した「文明病」による影響が大きいと述べられています。

文明病とは?

  • ヒトはもともとハイカロリーな食事を好むように進化してきた
  • しかし、現代ではカロリー過多な環境に適応しきれていない
  • 意志の力だけで肥満や健康問題を解決しようとするのは非効率

健康のために意識すべきこと

  • 運動を習慣化する
  • 夜はなるべく電気の使用を控える
  • スマホやデジタルデバイスに触れない時間を作る

鈴木氏自身も、旧石器時代の食事法を取り入れることで体調を改善したそうです。

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2. 抗生物質の乱用が危険な理由

抗生物質の使用は、腸内環境に大きな影響を与えます。

本書によると、たった1回の使用でも腸内細菌の3分の1が死滅し、その影響は半年以上続くとされています。

抗生物質のリスク

  • 腸内細菌のバランスが崩れ、免疫機能が低下
  • 長期的な健康リスクにつながる
  • 世界的に抗生物質の使用を減らす流れが進行中

また、抗菌石鹸に含まれる「トリクロサン」「トリクロカルバン」といった成分も、ホルモンバランスを乱す可能性があるため注意が必要です。

3. トランス脂肪酸の危険性

本書では、現代人の健康を脅かす3つの要因として「多すぎる」「少なすぎる」「新しすぎる」食生活が挙げられています。

その中でも特に危険視されているのが「トランス脂肪酸」です。

トランス脂肪酸とは?

  • 植物油に水素を付加して作られた人工の油
  • パンや揚げ物などに多く含まれる
  • 肝臓の働きを乱し、悪玉コレステロールを増やす

研究によると、総摂取カロリーの1%をトランス脂肪酸に置き換えるだけで、悪玉コレステロールが急増することが分かっています。

私自身、パンや揚げ物が好きですが、本書を読んでからはできるだけ控えようと思いました。

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まとめ

『最高の体調』は、膨大な情報量を誇る一冊でした。

本記事では特に印象的だった3つのポイントを紹介しましたが、他にも興味深い内容が多数含まれています。

  • 自己責任論を捨て、文明病を理解することが重要
  • 抗生物質や抗菌石鹸の使用に注意
  • トランス脂肪酸をできるだけ避ける

本書を読んで、自分の健康習慣を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

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さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

ニックネーム:yatsuo(やつお) 雑記ブロガー。趣味はドライブと読書、インターネットです。 空いた時間は「おいしいたべもの」「良い雑貨品」「おしゃれなファッション」を求めて日々、リサーチしてます。最新家電にも目がありません。