こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、スマホを気にせずにキャンプをしたことがありますか?
キャンプをしているとき、色々と不便なことも多いですが、そんな非日常空間が楽しいですよね。
先日に、初めて出会う人たちとキャンプをした人たち(の思考)が変わっていく『LOVEキャンプ:人生を変えるふしぎなキャンプ物語』を読んだので、印象に残った3つに絞り感想を書いていきます。
※この記事は、およそ2分で読めます
「LOVEキャンプ:人生を変えるふしぎなキャンプ物語」の感想
親の価値観の押し付けによって苦しんでいる子どもが沢山いそう
LOVEキャンプに参加した主人公のジュリが、親友のユミについてキャンプ参加者のひとりノアに打ち明けた話が心に残りました。
ユミは、高校時代に仲が良かった友達と喧嘩してからイジメられるようになり、学校に行かなくなってしまったというのです。
その際にユミは「学校は行きなさい」「逃げるとクセになる」などと親から言われて、何を言っても通じないと本当に悩んでいたといいます。
この話をジュリから聞いたノアは、「実際は『子どもの将来のため』じゃなくて『親自身が安心できる』ってことなんだよ」と断言していました。
けっきょくユミは体調を崩して入院してしまいましたが、SOSに気づけなかった自分たちの落ち度を棚に上げ、ユミの両親は学校へ抗議…
そんなユミの両親に、ジュリは怒りを抑えきれずにいます。
このくだりを読み、とてもリアリティを感じました。
親の価値観の押し付けによって苦しんでいる子供が沢山いそうです。
「やりたいこと」を探すためにすべきこと
キャンプの主催者であるミスターSは、「やりたいこと」を探すために踏むステップについて力説していました。
そのステップをまとめると、こんな感じです↓
- やりたいことを探すためのステップ1は、『できることを増やす』『できそうなことをやる』のどちらか
- 『ここまではやる』というゴールを決めたら、とにかくゴールまで行くことだけを考えて何としても到達する
- 『このまま延長でゴールを設定するか』『少し道をずらしてゴールを設定するか』『今までと違うところでゴールを設定するか』の3つから新しいゴールを選ぶ
ミスターSは、「特別なことをする必要はない。誰でもできることを誰もできない位やれる人間は必ず成功する」と断言しています。
たしかに、特別なことができる人はごく一部のはずなので、私のような凡人は誰でもできることを誰もできない位やる “しか” なさそうです。
冷静に「事実」と「仮説」に分けて考える
無意識に “仮説を立ててしまう” のが人間です。
仮説は、時に自分を苦しめ、時には大切なものを見えなくします。
そのため、仮説に振り回されずに事実を生きる必要があるんですね。
本書の例では、挨拶したのに返事が返ってこないケースが例に挙げられていました。
挨拶したのに返事がないと、「あれ?なにか悪いことをしたかな??」なんて勘ぐってしまいますよね?(仮説)
でも、挨拶する直前に相手にとってすごく嫌なことがあり、そのことで頭がいっぱいになっていることもあり得る…
この場合、自分は悪くないので、落ち込む必要はないはず。(事実)
冷静に『事実』と『仮説』に分けて考える癖をつけたほうがいいですね。
あとがき
キャンプに参加した人たちが、あらゆる会話をして展開していくストーリーは、ワクワクしながら読めました。
上記のほか、お金への偏見をなくし健全に稼ぎ健全に使うことは素晴らしいことを教えてくれたり、キャンプの豆知識も書かれていたりと盛りだくさんの内容でおすすめです。
そういえば、たき火は大好きですが、マインドフルネスの効果もあるんですね!
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。
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