こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
怒りは人間にとって自然な感情です。
理不尽なことをされたり、期待を裏切られたりすると、「腹が立つ!」と感じるのは当然のこと。
しかし「自分の怒りは正しい」と思った瞬間、私たちはその怒りを正当化し、相手を傷つける言葉や行動に踏み出してしまいます。
けれど、本当に怒りを正当化できるのでしょうか?
※およそ1分で読めます
どんな怒りも正当化できない理由
怒りは「感情」であって「正義」ではない
怒りは、心の防衛反応やストレスの表れにすぎません。
つまり「私は正しいから怒っている」のではなく、「私の心が刺激され、怒りという感情が湧いた」にすぎないのです。
例えば、渋滞にイライラするのも、店員の態度にカッとするのも、相手の行動や状況に「自分の期待」が満たされなかったから。
ここに「正義」は存在しません。ただのすれ違いです。
怒りを正当化すると関係が壊れる
「自分が怒っているのは当然だ」と考えると、どうしても相手を責める言葉が強くなり、人間関係がギクシャクします。
怒りを爆発させた瞬間はスッキリするかもしれませんが、その後に残るのは後悔や距離感の広がりです。
怒りを「正しい」と思う限り、私たちは相手を理解するチャンスを失ってしまいます。
怒りに飲み込まれないための3つの方法
怒りを消すことはできませんが、コントロールすることは可能です。
-
一呼吸おく
感情が高ぶったときは、まず深呼吸。数秒の間を取るだけで冷静になれます。 -
「自分は何を期待していたか?」を考える
怒りの裏には必ず「こうしてほしかった」という期待があります。
それを理解することで、相手を責めずにすみます。 -
怒りではなく事実を伝える
「なんでそんなことするんだ!」ではなく、「このやり方だと困るから、こうしてほしい」と要望を伝えましょう。
怒りを超えるために
「どんな怒りも正当化できない」という考え方は、「怒ってはいけない」という意味ではありません。
怒りは自然な感情だからこそ、否定する必要はないのです。
大切なのは「怒りを正義に変えない」こと。
感情に支配されるのではなく、感情を観察し、選択できる自分でありたいものです。
まとめ
-
怒りは自然な感情ではあるが、正義ではない
-
怒りを正当化すると人間関係を壊す
-
怒りを感じたら一呼吸おき、期待を振り返り、冷静に伝える
怒りを手放すことで、より健やかな人間関係を築くことができます。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。