こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
「今日は1万歩いかなかったな……」
歩数計を見て、そんなふうに思ったことはありませんか。実は最近、歩数そのものよりも“どう歩いたか”のほうが大事だという研究結果が注目されています。
結論から言うと、1回あたり10〜15分ほどの“まとまったウォーキング”を数回行うほうが、短い散歩を細切れに繰り返すより、心臓の健康や長寿に良い影響を与える可能性があるという話です。
今回はその理由を、できるだけシンプルにまとめてみました。
※およそ2分で読めます
短い散歩より長く歩く方がいい?心臓と寿命に差が出る理由
心臓は「ある程度続く刺激」でしっかり鍛えられる
数分歩いて、止まって、また数分歩く。
こうした短時間の散歩でも体は動いていますが、心拍数が十分に上がりきる前に終わってしまうことが多いのも事実です。
一方で、10〜15分以上続けて歩くと、
- 心拍数が安定して上がる
- 血流がしっかり促される
- 心臓や血管への刺激が持続する
といった状態が作られやすくなります。
研究では、この「持続する負荷」が、心血管系の健康維持に重要だと考えられています。
同じ歩数でも“歩き方”で差が出る
興味深いのは、1日の総歩数が同じでも、健康効果に差が出るという点です。
たとえば、
- 家の中や職場で少しずつ歩いて合計6,000歩
- 外に出て15分×2回、合計6,000歩
この2つを比べると、後者のほうが
- 心臓病リスク
- 全死亡リスク
が低い傾向にあった、という報告があります。
つまり、「歩いた量」だけでなく、どれくらい続けて歩いたかもポイントというわけです。
1万歩に届かなくても意味はある
ここで安心してほしいのは、
長く歩けない日は意味がない
という話ではない、ということです。
短い散歩やこまめな移動でも、
- 座りっぱなしを防ぐ
- 血糖値の急上昇を抑える
- 気分転換になる
などのメリットは十分にあります。
ただ、もし余裕があるなら「少し長めに歩く時間」を意識的に作ると、より大きな健康効果が期待できるというわけです。
無理のないおすすめの考え方
個人的には、こんな考え方がちょうどいいと思っています。
- 歩数は気にしすぎない
- 1日1回でもいいから10〜15分続けて歩く
- できない日は、短い散歩だけでもOK
完璧を目指すより、「できる日はちょっと長く」を積み重ねるほうが、結果的に続きます。
まとめ
短い散歩を何度もするより、10〜15分以上のウォーキングを数回行うほうが、心臓の健康や長寿に良い影響をもたらす可能性があります。
1万歩に届かなくても大丈夫。
歩く時間をすこし意識するだけで、体はちゃんと応えてくれるはずです。
「今日は長めに歩けたな」
そんな日が、週に数回あれば十分ではないでしょうか。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。






