こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは『コーキング』という言葉を聞いたことはありますか?
私は雨漏り対策を調査していて、初めて知りました。
そこで今回は、自分でもできる雨漏り対策のひとつである『コーキング』について書いていきます。
- 『コーキング』とは
- 『コーキング』の役割
- 『コーキング材』の種類
- 『コーキング』のやり方
- 『コーキング』の注意点
雨漏り対策のひとつ『コーキング』とは【やり方も】
『コーキング』とは
『コーキング』とは、水回りや外壁の隙間を埋めることを指します。
弾力性のあるボンドのようなもの(シーリング材)を隙間に詰めて、建築物の密閉性や防水性を高めるためにおこなうのが『コーキング』なんです。
なお、別名『シーリング』ともいいます。
『コーキング』の役割
『コーキング』の役割は、『ヒビ割れ』や『小さな隙間』をふさぐことです。
また、『台風』『地震』『温度の高さ』などによって外壁が膨張したり縮んだりするため、コーキングの弾力によって力を逃がすことができます。
コーキングはこのように、重要な役割を持っているんです。
『コーキング材』の種類
「業者に依頼するとコストが高くつくから自分でコーキングしたい!」という方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、まず知っておくべき事があります。
それは『コーキング材には種類があり、用途に合ったものを使う必要がある』ということです。
主なコーキング材は以下の4種類となります。
シリコン系
- 水まわりやガラスまわりに適している
- 『耐久性』『撥水性』『耐熱性』が高い
- コーキングの上からの重ね塗りはできない
変形シリコン系
- 外壁の隙間やヒビ割れ、サッシまわりに適している
- 水まわりやガラスまわり、木材などにも使える
- シリコンより耐久性が低い
- コーキングの上からの重ね塗りができる
ウレタン系
- コンクリートのヒビ割れや木材に適している
- 密着性、弾力性が高い
- 紫外線に弱い
- ホコリが密着しやすい
- 上から塗装する必要がある
アクリル系
- 以前は外壁に使用されていた
- 湿気のあるところで使用できる
- コーキングの上からの重ね塗りができる
- 材料費が安い
- 耐久性が低い
また、上記4種類の違いのほか、コーキングには1液型と2液型という違いもあります。
結論としては、素人がコーキングする場合は『1液型』を選びましょう。
なぜなら、1液型は時間の経過とともに硬くなるため、素人でも扱いやすいからです。
なお、2液型はコーキング材に硬化剤を混ぜなければなりません。
さらにコーキング材と硬化剤を混ぜるためには撹拌機も必要となります。
『コーキング』のやり方
『コーキング』の手順は以下のとおりです。
劣化したコーキング材を剥がす
カッターで切り込みを入れ、剥がします。
剥がしたあとは、新たなコーキング材を注入するときに密着しにくくなるのを防ぐため、汚れをきれいに取り除きましょう
養生テープを貼る
コーキングする場所の周囲には、キレイに仕上げるために養生テープを貼りましょう。
プライマーを塗る
コーキングするところに『プライマー』という下塗り剤をぬります。
コーキング材の密着度をあげることができます。
コーキング材を注入する
『コーキングガン』を使用して、空洞ができないようにコーキング材を注入します。
空洞があると早く劣化してしまうため、多めに注入しましょう。
ヘラで整える
コーキング材を注入した表面をヘラで均一に整えます。
養生テープを剥がす
コーキング材が乾ききってしまう前に養生テープを剥がします。
『コーキング』の注意点
素人がコーキングをした場合「コーキングしたのに雨漏りする」ということも少なくはないようです。
たしかに、コーキングは一度マスターしてしまえば『ずっと使える技術』だと思います。
しかし、ここまでご紹介してきたとおり自力でコーキングをするには『適したシーリング材の購入』など、素人には少し難しいことも多々あります。
そのため、わたしはプロの業者に相談するのが一番だと思いました。
あとがき
私はめんどくさがりなので、すぐに業者に依頼してしまうでしょう。
しかし、DIY好きな人ならコーキングにチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。
ちなみに、雨漏り対策を業者に依頼して『見積り』を出してもらった場合に『コーキング』または『シーリング』などと書いてあれば、本記事でご紹介したような方法で修理をするということです。
仮にあなた自身が作業しなくても、専門的な用語を知っているのは気持ちがいいものですよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
以上、「雨漏り対策のひとつ『コーキング』とは【やり方も】」でした。
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