こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスの元トップセールスである宮本剛獅氏著『1%の超一流が実践している仕事のシン哲学』を読んだので、印象に残った3箇所について感想を書いていきます。
超一流の人は、“常識にとらわれず仕事を楽しんでいる” ようです。
※およそ1分で読めます
「1%の超一流が実践している仕事のシン哲学」の感想
【説得】論破しようとせず、「共感」して相手を味方にする
宮本さんは、論破してしまうと「相手はヘソを曲げることになり、味方を増やすどころか敵をつくってしまう」と述べています。
これは常日頃から私も感じていることですが、人間は(とくに日本人は)相手の意見に対して否定から入ってしまうことが多すぎです。
(全力で相手を論破しようとしている人を目撃することも…)
自分の意見を論破されて納得する人など、ほとんどいません。
基本的には、会話中は「わかるわかる。そうだよねぇ」というような肯定から話を始めて相手を味方にしてしまう作戦をとったほうが利口ですよね。
そうすることで、共感から入って相手の意見を否定せずに巻き込むことができます。
なお、『1%の超一流が実践している仕事のシン哲学』で宮本さんは、このような会話の流れを例として挙げてます。↓
- 「わかるわかる。そうだよねぇ」
- 「この間、話を聞いたら、これはこういうことらしいんだ」
- 「だから、君の意見はその通りだけど、こうした方が、もっといいみたいなんだよ」
- 「それでいいよね」
- 「それじゃ、みんなでやってみようか」
相手の意見を否定せず、最終的には真逆のことを気持ちよくやってもらう、わかりやすい具体例ですよね。
宮本さんは、このような作戦を “ファンクラブ方式” と呼び、自分の会社でも実践しているそうです。
【効率】重要度や緊急度に関係なく片っ端から片づける
一流の人は「重要度」と「緊急度」により、自分がすぐにやるべきことを判断して仕事を進めます。
これはビジネスでは常識です。
しかし、このやり方では難解な案件が山積みな人にとっては、逆に判断や処理に時間がかかりすぎてしまいます。
そのため、超一流は優先順位を考えずに、まるで超高性能の大型ブルトーザーのように片っ端から仕事を進めるそうです。
優先順位を考える時間があるなら、片っ端から猛烈なスピードでどんどん片づけてしまう…
だから、超一流の人は意外と時間が空いているように見えるんですね。
私は1日に3つのタスクだけをこなすようにしているため、パッと優先順位を決められるのでいいですが、「めちゃくちゃ忙しい(あるいは複雑な仕事をいくつか抱えている)人にとっては、この方法が最も効率的そうだな~」と思いました。
それにしても、“超高性能の大型ブルトーザーのように~” という宮本さんの例えが、とてもわかりやすかったです。
【発想力】オリジナリティを発揮できるのは一部の天才だけ
0から1を生み出す「0→1」の考え方では、完璧にオリジナルのものを考えなければいけません。
ただ、宮本さんいわく、”完璧なオリジナリティを発揮できるのはごく限られた天才だけ” とのこと。
たしかに、いくら考えても完璧にオリジナルのものなんて生み出すのは難しい…
時間ばかり過ぎて何も生み出せないより、「1→1.1」の発想に切り替えたほうがよさそうです。
パクれるものは(法に触れない程度に)躊躇なくパクり、そこに以下のような要素をプラスしちゃいましょう。
- 自分のアイデア
- 世間の流行
- 世の中のニーズ
いま世の中にあるほとんどの製品が「1→1.1」の発想によって生み出されていて、完全オリジナルのアイデアによる製品はごくわずかだそう。
私も、つねに「1→1.1」にできるものはないか考えて生活していきたいと思います。
あとがき
『1%の超一流が実践している仕事のシン哲学』では、今回ご紹介した【説得】【効率】【発想力】のほかにも、以下の内容が書かれています。
- 営業
- 自己紹介
- 第一印象
- 雑談
- 気くばり
- 会食・接待
- 出社時間
- メール
- プレゼン
- スキマ時間
- 動き出し
- 情報収集
- 失敗
- 異業種交流
- 仕事
- マネジメント力
- 目標設定
- 会議
- 褒める
- 叱る
- 洞察力
- 着眼点
- 才能
- 思考
- 時間
- 価値観
- 金銭感覚
- 市場センス
- 休日
- ファッション
- 読書
- 買い物
どれも読んでおいたほうがいい内容なので、気になる項目があればぜひ『1%の超一流が実践している仕事のシン哲学』を読んでみてくださいね。
宮本さん、超一流の考え方を教えていただき、ありがとうございました!
さいごまで読んでいただき、ありがとうございます。
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