こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
人生で大切なことはすべて「書店」で買える。という書籍は、著者の千田琢哉さんの読書量がハンパじゃなく、とても説得力のある内容でした。
“読書をすることによるメリット” をガッツリ学ぶことができ、読書好きな人が読むとテンションがあがるはずです。(私は読書が大好きです)
ただ、本を読む習慣がない人こそ、最初の一冊として読んだほうがいい本ではないかと。
そんな「人生で大切なことはすべて書店で買える」のなかから、今回は “書店で本を選ぶときに参考になりそうなテーマを3つピックアップしました。
結論、書店で販売されている書籍は、”カバー” と “まえがき” でサクッと選べます。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 小説以外は、”まえがき” がおもしろい本をえらぶ
- タイトルやカバーは、本の内容をそのまま反映している
- 「どんな本にも10万円の価値がある」と心得ておく
人生で大切なことはすべて「書店」で買える。の感想
小説以外は、”まえがき” がおもしろい本をえらぶ
「小説を除くビジネス書や自己啓発は、まえがきをピークにだんだんボルテージが下がっていく」と、千田さんは書かれています。
なぜなら、日本人は進化しているのでボルテージがだんだん上がっていくのを待っていられない人が急増しているからです。
つまり、マーケティングするうえで出版社は “まえがき” にあたる序盤の数ページに本の上澄みのエッセンスをもってくるほかないというわけなんです。
音楽でも、日本の若者はイントロであれすぐに歌詞がなければダメという人が増えているといいます。
これは、出版業界も「最初の数行をおもしろくする」のに全力を尽くしていると考えて間違いなさそうですね。
人生で大切なことはすべて「書店」で買える。は、付箋だらけになってしまうくらい学ぶことが多かった書籍ですが、第8章の「”まえがき” の面白い本を選ぶ」が、とくに参考になりました。
タイトルやカバーは、本の内容をそのまま反映している
「カバーがダサい本は、内容も面白くない確率が高い」と千田さんはいいます。
正直、いままで私はカバーだけで本を選んだ経験はありません。
しかし、大学4年間で1000万円分、1万冊以上の本を買った千田さんが出した答えなので、とても信ぴょう性が高いのではないかと。
「すばらしい内容だと判断したからこそ、一流のデザイナーや社内の看板編集者が担当する」という理由、めちゃくちゃハラオチしますよね。
わたしも、人生という限られた時間のなかで面白いかどうかをカバーで一瞬で判断してしまうというのは、かなりの良策だと思いました。
「どんな本にも10万円の価値がある」と心得ておく
千田さんは、「著者の人生の一部を削り取ってお裾分けしてもらっている」と考えているそうです。
わたしも、見城徹さん著の “読書という荒野” を読んでからは、著者の人生を追体験しているつもりで本を読むようになりました。
そもそも、執筆・編集に費やす時間や苦労を考えると本は安い。
すこし極端に感じてしまうかもしれませんが、千田さんのように「本は1冊10万円の価値がある」と考えられるようになると、1冊1000円であれ3万円であれ、誤差の範囲になりそうです。
“まえがき” と “カバー” だけで選ぶ勇気がなければ「どんな本にも10万円の価値がある」という前提をもつことで、さらに本が選びやすくなるかもしれません。
あとがき
著者の千田琢哉さんは、学生時代に本を読み漁った結果、「社会にでてから予想できないことはなかった」と振り返っています。
先々を予想できれば、うまく人生を歩むことができそうですよね。
人生で大切なことはすべて「書店」で買える。の冒頭には、「あなたの人生で、これから先に起こる未知の難題に対するすべてのヒントは、すでにどこかの誰かが本に書いてくれているということです。」と書かれていました。
「たしかにそうだな~」と感じるとともに「学生時代にもっと読書しておくべきだった…」と反省しているところです。
もし、あなたが学生なら「勉強もいいけど、勉強はそこそこにして本を読む時間にあてたほうがいいかもしれないよ」とアドバイスしたい気持ちが私にはあります。
多くの親は、将来を心配してくれるあまり、あなたに勉強をさせようとしがちですが、実際に人生を歩んでいくのはあなた自身です。
ちきりんさんではありませんが、 “自分のアタマで考える” 習慣をつけておくことこそ、学生時代にやっておくべきことではないでしょうか。
そして、私の経験上 “自分のアタマで考えるための軸となる知識” は、大量の書籍から吸収するのがイチバンです。
学生であれ、社会人であれ本を読む習慣がなければ、今すぐ習慣化に動きだしたほうがいいと断言します。
本を読む習慣がある人とない人の知識量の差は、今この瞬間も少しずつひらいていくからです。
また、知恵をつけるには、知識と知識をかけあわせるほかないので、たくさん読書をして知恵をつけていきたいものです。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。
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