近視が合併症を引き起こす!?【緑内障や網膜剥離に要注意】

こんにちは、近視のやつお(@yatsu_o)です。

40歳以上で約4割、若年層にいたっては実に半数近くの方が近視といわれています。

今回は、そんな『近視』についての情報をまとめました。

2020年5月9日に『チョイス』というテレビ番組で『近視』がとりあげられていたのですが、近視が合併症を引き起こす原因になり、最悪の場合『失明』につながることがあるようです。

しかし、そういった『合併症』や『失明』を未然に防ぐ方法が紹介されており、安心しました。

あなた自身が近視でなくとも、まわりに近視の方がいるのであれば、一定の価値がある情報だと考えています。


この記事を読むことで、以下のことがわかります。

  • 近視になる主な原因
  • 強度近視をセルフチェックする方法
  • 近視を悪化させないためにすること
  • 近視の合併症を未然に防止するために最重要なこと

など


本記事は長文のため、興味のある部分を読んでいただければうれしいです。

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近視が合併症を引き起こす!?【緑内障や網膜剥離に要注意】

まずは近視になってしまう原因から見ていきましょう。

近視になる主な原因2つ

近視になる主な原因には『遺伝』と『近くを見る作業』があります。

それぞれの原因については、以下のとおりです。

遺伝

親が近視でないお子さんに比べて、親が近視の場合は、お子さんも近視になる確率が高い傾向があります。

近くを見る作業(スマホなど)

最近のお子さんは、遺伝子だけでは説明できないような『短期間で近視になる』ことがあり、これは近くを見る作業によるものだということです。

なぜ近くのものを見ると近視になるかというと、近くのものを見るときに目が焦点を合わせるのが難しく、ピントを合わせようとする結果、眼球をラグビー球のように変化させるからだということです。

わたしは頻繁にスマホを見るので、確実に眼球がラグビー球のようなかたちになっていると思います。

眼球がスマホを頻繁に見るような現代の私たちの生活に合わせようとした結果ということになります。

すごい環境適応能力だとは思いますが、眼球、がんばりすぎですw

ちなみに、残念ながら身長が伸びるのと同じように『一度伸びた眼球は元には戻らない』んです。

眼球は身長と同じように成長期に最も伸びるため、子供は近視が進行しやすいので、やはり幼い頃からスマホを与えるのはあまり好ましいことではないかもしれません。

しかし、従来は20歳までに近視が進行しなければならないようなことがいわれていたようですが、最近では『成人発症近視』といって大人になって初めて近視になることもあるようです。

子供の近視予防には以下の2つが大切

  1. 近くを見る作業の時間を減らす
  2. 屋外活動を1日2時間以上おこなう
    【海外の研究結果で、複合的な要素(景色をみるなど)があるようです。運動しても日陰で本を読んでもいい】
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強度近視チェックの方法

近視の程度は『屈折度数』でわかる

まず、近視の程度というのは『屈折度数』というもので以下の3段階で示されます。

【弱度】 -0.5 D ~

【中等度】-3.0 D ~

【強度】 -6.0 D ~

コンタクトレンズのケースなどには、『D』『SPH』などと表記されています。

強度近視をセルフチェックする方法

  1. 眼鏡・コンタクトレンズは外しておこなう
  2. 片方の目を手で隠し、人さし指の腹を見る
  3. 遠くから近くに向かい人差し指をゆっくり移動して、指紋がはっきり見えるところまで近づける
  4. 目から指までが16cm以内であれば、強度近視の疑いがあります

強度近視のなかでも『ぶどう腫』『びまん性委縮』などの症状がみられるような『病的近視』の場合は、失明してしまうこともあるようです。

セルフチェックをおこない『強度近視』だった場合は、合併症がおこりやすくなっているので、一度眼科で検査することをおすすめします。

なお、病的近視の合併症には、『脈絡膜新生血管』『網膜剥離』『緑内障』などがあります。

これらの合併症は、早期に治療を開始すれば解消または症状の進行を抑制することが可能です。

病的近視の人は、見え方に少しでも異常を感じたらすぐに眼科を受診することが重要となります。

番組に登場した方々のケース

脈絡膜新生血管

50代後半の男性は、近視のため、長年メガネを手放すことができない生活をおくってきました。

近視の人は、正常な眼球とは違い、かたちが変形して伸び、焦点が合いにくくなっています。

男性は、突然見え方が変わったといいます。

「なんか部屋が暗くなったかな」というような『薄い黒い霧』がずっとかかっているような感じだったそうです。

また、以下のようにいろんなものがゆがんで見えたそうです。

  • 鉄道の効果が波打って見える
  • 電車がジェットコースターのように見える

視界がゆがんでいるので、ものの距離感がつかめず、渡された書類をうまく受け取ることができなかったり、階段が波打って見えたりするため、足を踏み外すなど、日常にも支障があったそうです。

かかりつけの医師から紹介された大学病院で検査をすると、これらの原因が近視にあることが判明しました。

男性の場合、近視が進行し、眼球がさらに伸びていたことで網膜が後ろに引っ張られて見え方に異常が出ていたのです。

東京医科歯科大学 眼化学教授の大野京子さんによると、この男性は、眼球の後ろの部分が変形してしまう病気で、失明につながる合併症が眼底に起きてしまう『病的近視』ということでした。

なお、『病的近視』になると、失明につながる合併症になってしまう可能性が出てきます。

男性の病名は『脈絡膜新生血管(みゃくらくまくしんせいけっかん)』というものでした。

網膜の下に新生血管のかたまりが入り込んで黄斑を押してしまうというものです。

専門的なのでわかりにくいですが、ざっくりいえば目の中にあるべきではない血管のかたまりができることで見え方に不具合が起きているんですね。

『脈絡膜新生血管』は、網膜のダメージが大きくなると改善が難しいため、早めの治療が必要です。

また、『脈絡膜新生血管』の治療法は、『注射』でした。

映像としては目に直接注射を打っているので衝撃的でしたが、注射されたご本人は、「麻酔されているので注射はあっという間に終わっちゃうんですよね…気がついたら終わっていたみたいな」と述べていました。

なお、注射された薬は『抗VEGF薬』というもので、新しい血管ができるのを防いだり、できた血管をなくしたりするものです。

これにより、盛り上がった黄斑をもとに戻し、正常な眼球にするというわけです。

男性は、抗VEGF薬の注射をした3ヵ月後には、見え方にかなり改善が見られたそうです。

抗VEGF薬の注射1回で約半数の方は回復するようですが、男性は経過を見ながら、今後も抗VEGF薬の注射を続けていくことになるということでした。

さいごに男性は「近視は病気じゃないと思っていたけれど、なった以上はしっかりと向き合って早めの対処をするのが一番大事」と述べていました。

『近視は病気だという意識を持つことが大切』ということですね。

近視研究の第一人者である東京医科歯科大学 眼化学教授の大野京子さんによると、近視になると眼球がラグビー球のように後ろに伸びてしまうとのこと。

MRI画像が画面に映し出されましたが、正常な眼球に比べ、思った以上に上から押しつぶされたような、まさにラグビー球のかたちをしていました。

抗VEGF薬について

『脈絡膜新生血管』の治療に使用される抗VEGFの副作用には、『血圧上昇』や『血栓』があります。

なので、脳梗塞や心筋梗塞がある人は慎重投与となります。

また、金額としては1回4~5万円と割高な感じは受けますが、視界がすっきりするのであれば検討してもよい金額だと思います。

白内障

主な原因が加齢という白内障。

80歳以上の方であれば、ほぼ全員が白内障になるといわれています。

しかし、男性は40代前半で白内障になってしまいました。

まったく自覚症状がなかったのですが、コンタクトレンズの検診で眼科に行った際に、突然白内障が発覚したそうです。

白内障は、目のレンズの役割を担っている水晶体と呼ばれる部分が白く濁ってくる病気です。

光がまぶしかったり、暗いところで物が見えなくなったりします。

男性は、白内障と診断された当初はまったく自覚症状がありませんでした。

しかし、5年後には以下のような症状が現れはじめたといいます。

  • レースがかかったような状態で、何かを読もうとすると視野の中心部が見づらかった
  • とくに車を運転するときは視界が白くなり見えにくくなった

なぜ、若いうちから白内障になってしまったのでしょうか。

近視があると白内障の発症率は上がります。

近視の方は、『特徴的な白内障』が40~50代でも起こるそうです。

『特徴的な白内障』というのは、普通の白内障は水晶体の外側から濁っていくのに対して、近視の人に多い白内障は水晶体の真ん中の核と呼ばれる部分から濁っていきます。

これが特徴的な白内障であり、『核白内障』といいます。

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白内障を改善するためには手術をしよう

白内障の手術は、直径6mmほどの『眼内レンズ』を直接目に入れてしまうというものが一般的です。

『濁った水晶体を手術で取り出し、透明な眼内レンズを入れる』んです。

これを聞くと、多くの方が恐怖を感じると思います。

実際、男性も最初は怖かったといいます。

しかし、点眼麻酔で手術ができるうえに短時間で済むため、たくさんの人が受けています。

先日、私の父も白内障の手術を受けましたが、手術時間は20分ほどだったようで「あっという間に終わった」と本人もびっくりするくらいすぐに済むようです。

VTRに登場した男性も「この程度なら怖がらずにはやく手術を受けるべきだった」というニュアンスのことをおっしゃっていました。

さらに「世界が変わった、クリアにきれいに」というコメントまで。

目に直接レンズを入れるため、老眼まで治ってしまいます。

私の父も、術後に「すっきり見えるようになった」と感動していました。

すこし悲しいお知らせではありますが、おそらく今は私よりも70歳を過ぎた父の方が『目が良い』のではないかと思います。

不謹慎かもしれませんが正直なところ、父が非常に感動しているところを見てしまったので、私もはやくこの手術を受けたいとまで思っています。

また、白内障の症状として、加齢が原因の白内障は眩しさを感じることが多いのですが、核白内障の場合は近視が進みます。

白内障の手術で選択することができるレンズは2種類

白内障の手術をする際、『単焦点レンズ』または『多焦点レンズ』2種類のレンズから好みのものを選択することができます。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

単焦点レンズ

単焦点レンズは、『遠く』『中間』『近く』のどれか1点のみに焦点が合う。

多焦点レンズ

多焦点レンズは、『遠く』『中間』『近く』のなかの2点または3点に焦点が合う。

この情報だけ見ると圧倒的に多焦点のほうが良いように思います。

しかし、かかる費用は大きく異なります。

  • 単焦点は保険適用
  • 多焦点は保険適用外

ようするに、多焦点レンズのほうが高額ということですね。

また、一点を集中して見ることを必要とされる方(デザイナーの方など)は、単焦点のほうが鮮明に見えて良いという場合もあるようです。

ただ、多焦点レンズを選択して満足されている方も多いということなので、一概にどちらがいいとはいえません。

自分のライフスタイルに合ったレンズを選択することが最善だと思います。

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近視を悪化させないためにすること

  1. 【度の合った眼鏡を使う】
    とくに子供の時期などは見えにくいのに我慢していると近視が進んでしまう可能性があるので、自分の目に合った眼鏡を使うことが重要です。
    『度の合った眼鏡』をつくる際は、以前妻と診てもらったことがあるのですが、『梶田(かじた)眼科』でご自身の目を詳しく検査したうえでつくることをおすすめします。
    なお、梶田眼科さんには最新鋭の検査機器が揃っており、非常に人気があります。
    私たちが夫婦で予約した際は、『半年待ち』でした。
    梶田眼科さんについて詳しくはこちらの記事に書いています。
    その疲れ目、ただの疲れじゃないかもしれない・・・
    ちなみに、私が待合室で検査の順番待ちをしていると、スーツを着た男性が予約なしで来院されていましたが、「予約優先のため、長時間待たなければならない」という旨を受付の女性に告げられ、あきらめていました。
    待つことができれば診てはもらえるようでしたが、梶田眼科で検査する場合、予約は必須だと思います。
    実際にその処方箋に従ってつくられたレンズをはめた眼鏡は、半年待った甲斐があり、『かけていて目が疲れない最高の一本』となっています。
  2. 【できるだけ目に触れない】
    花粉症などで目をかいてしまったりすることがあると思います。
    しかし、とくに近視が進行している方は、腫れ物を扱うようにしなければなりません。
    眼球を押すと、それだけで眼圧があがるため、要注意です。

コンタクトレンズを使用する際に気をつけること

今回の『チョイス』は、すべて『ためになる情報』でしたが、私が一番「教えてくれてありがとう」と思ったのが、ここです。

コンタクトレンズの扱い方を誤ると、大変なことになります。

『アカントアメーバ』と呼ばれる微生物が角膜の傷から感染し、炎症を起こすんです。

『アカントアメーバ』は、コンタクトレンズをむちゃして使ったり、しっかり手を洗わずに使ったりしたときに目から感染します。

早く発見することができれば問題はないものの、発見が遅れた場合は眼鏡やコンタクトレンズを着けても視力が出なくなり、場合によっては角膜移植の手術をしなければいけないことにもなりかねません。

コンタクトレンズの洗浄液がない場合であっても、水道水などは洗浄液の変わりにはなりません。

「水道水を洗浄液の変わりに使ってしまったことが原因ではないか」という心当たりのある『アカントアメーバに感染した男性』は、以下のようにしてアメーバの除去に成功しました。

『アカントアメーバ』に感染して除去する場合は、『角膜の表面にいるアカントアメーバを細い針のようなものでこすり落とす』角膜擦過(かくまくさっか)をします。

そして1週間入院し、計3回『角膜擦過』をしました。

その後、1時間おきに点眼した結果『アカントアメーバ』がいなくなったそうです。

コンタクトレンズを不適切にケアしてしまうと、これほどまでに重症化してしまうんですね。

コンタクトレンズの誤った使い方をすると、最悪の場合は失明してしまうことすらあります。

コンタクトレンズ使用上の注意

  1. 決められた期間で必ず交換
  2. 着け外しの前には必ず手を洗う
  3. 着けたまま絶対に眠らない

目が酸素不足になり、角膜が傷つきやすくなるので、コンタクトレンズを着けたまま寝るのは絶対にやめましょう。

わたしも何度も寝落ちしたことがあり、恐怖を覚えました。

レーシック手術よりもいい!?ICL(眼内コンタクトレンズ)とは

従来の『レーシック手術』は角膜を削って光の屈折度を変えるため、後で元に戻すことはできません。

しかし、ICLなら一度入れても気に入らなければ取ることができ、元の状態に戻すことができます。

レーシックでは不可能だった『強度近視』でも使うことができます。

白内障の手術に似たものなので、安全性が高いことも特徴です。

デメリットは保険適用外なので、費用が100万円程度かかることと、認定医が手術をする必要があるため、手術を受けることができる施設が限られていることです。

また、『水晶体がきれい』という条件を満たしている必要があるため、だいたい45歳程度の若い人が受けることができるようです。

白内障の手術を受けるときには、ICLを除去してから受けることができます。

なお、他に目の病気があるとICLを入れることはできません。

近視の合併症を未然に防止するために最重要なこと

近視の悪化が『失明に至る合併症』を引き起こしてしまうため、『定期的に目の検査をする』ことが最も重要となります。

また、コンタクトレンズの使い方には注意をして、説明書どおりに使うようにしましょう。

あとがき

わたしも近視なので、今回の『チョイス』は、いつもよりもさらに興味深い内容でした。

しかし、近視を予防するためには『なるべく近くを見る(スマホなどの)作業の時間を減らす』などストレスのかかることもあります。

なので、『近視の予防はなかなか難しい』ことも否めないと思いました。

実際、PCやスマホでの作業というのは現代人にとって『ほぼ必要不可欠』なことだと思います。

そこで、まずは定期的に検査を受け、『ストレスがたまり過ぎない程度に近くを見ない』『近くを見るときも距離を保って見る』ことを意識していきます。

また、コンタクトレンズをつけっぱなしで寝てしまうことが時折あったので、今後は絶対にしないよう、眠くなる前に眼鏡に変えようと思います。

余談ですが、過去に友人の家で寝泊まりする際、コンタクト洗浄液がなく、水につけておいたものを翌日装着したことを思い出して背筋が凍りつきました。

当時は運よくアメーバが感染せずに済みましたが、危なかったと思います。

今後は、トラベル用サイズのコンタクト洗浄液を持ち歩くようにしようと心に誓いました。

以上、「近視が合併症を引き起こす!?【緑内障や網膜剥離に要注意】」でした。


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ABOUTこの記事をかいた人

ニックネーム:yatsuo(やつお) 雑記ブロガー。趣味はドライブと読書、インターネットです。 空いた時間は「おいしいたべもの」「良い雑貨品」「おしゃれなファッション」を求めて日々、リサーチしてます。最新家電にも目がありません。