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西野亮廣著『革命のファンファーレ』を読んだ感想

こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。

あなたは、西野亮廣(にしの あきひろ)さんをご存知ですか?

おそらく、これまでご紹介してきた著者のなかで最も有名な方ではないかと思います。

お笑い芸人としても成功され、絵本でも成功して20代のころからお茶の間をにぎわせ続けているからです。

今回は、そんな西野亮廣さん著の『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』を読んだ感想および私に刺さった内容のなかから3つだけピックアップして書いていきます。


この記事を読むことで、以下のことがわかります。

  • 産業革命よりも、農業革命よりも大きな革命が起きている
  • 確認作業でしか人は動かない
  • 『お金』よりも『信用』

西野亮廣著『革命のファンファーレ』を読んだ感想

産業革命よりも、農業革命よりも大きな革命が起きている

『革命のファンファーレ』の冒頭で、”産業革命よりも、農業革命よりも大きな革命が、よりによって僕らの時代を直撃した。情報革命だ。”とある。

これまではひとつの仕事に精を出していなければ「結局、何がやりたいんだ!ひとつに決めろ!」などと言われたものですが、これからはそんな今までの常識に従っていたら危険な時代です。

というのも、情報革命によって進化し続ける世界のなかでは、わたしたち自身も変化していくしかないんです。

ここを痛切に感じることができ、自分の行動を変えるチャンスをもらえるのが、この本を読む一番のメリットだと思っています。

「好きなことをしていけるほど、世の中は甘くない」といっていた時代が終わります。

これからは、『好きなことを仕事化するしか道が残されていない』時代なんです。

自動改札機が生まれ、改札口から駅員が姿を消したような変化がガンガン起きていることに目を向けなくてはいけません。

コンビニのレジも無人化していくことは、あなたも知ってのとおりだと思います。

機械化が進むにつれ、加速度的に仕事がなくなっていくという現実を直視して、受け入れるところからスタートしましょう。

いまは『変化しなくても良かった時代の常識』と衝突しやすい時期ですが、これに負けてしまうと自分の身を滅ぼす(生活が苦しくなる)可能性すらあると思います。

大変な時代ですが、新時代が旧時代から犯罪視されるのは、どうやら大昔からのようです。

情報を集めた結果、「これならイケる」と思ったなら、すぐに行動するしかないということですね。

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確認作業でしか人は動かない

西野さんが手がけた絵本『えんとつ町のプペル』。

この本は、『無料公開』をして大ヒットした作品です。

絵本業界は、『ぐりとぐら』などの昔からある作品が書店に平積みされているほど変化がない業界でした。

なぜ変化がないかというと、新しい絵本が出たとしても、あまり読まれないからです。

これまで絵本は、親に読んでもらった子供が親になり、また自分の子供に読み聞かせるというループで購入されるというのが基本でした。

「これなら間違いない」ことを知っているから、買いやすいんです。

すでに「これなら間違いない」ことを確認しているから。

なので、西野さんは絵本を『無料公開』しました。

すると、『えんとつ町のプペル』に対しても「これなら間違いない」と思うひとが多くあらわれ、大ヒット作品となったわけです。

美術館にモナ・リザを見に行くひとは、教科書などで既にモナ・リザを見ています。

ラーメンの行列ができているときに、「ほんとうにおいしいのかな?」と並んで食べるのも確認作業にほかなりません。

ヒットしている映画に興味をもち、「なぜヒットしているんだろう?」と映画館へ足を運ぶのも確認です。

ちなみに、前田裕二氏著の『人生の勝算』も、無料公開をして大ヒットとなった書籍です。

なお、人生の勝算についての感想は、以下の記事に書いています。

前田裕二氏著『人生の勝算』を読んだ感想【仮説をたてよう】

もちろん、『えんとつ町のプペル』『人生の勝算』などがヒットしたのは、『作品そのものに魅力がある』ことが大前提としてあります。

良い作品ができたなら、無料公開を検討してみるのもアリですね。

また、『えんとつ町のプペル』の大ヒットの裏では、無料公開以外にも西野さんがいろいろと仕掛けています。

その詳細は革命のファンファーレに書かれています。

『お金』よりも『信用』

西野さんは、あるときから『食レポ』の仕事を一切しなくなったといいます。

これは、『嘘をつかないため』です。

おいしくもない食べ物を食べて「おいしい」というと、人としての信用を失ってしまうからです。

その食べ物の味を知っている人がTwitterで「あれ、おいしくないよね」などとリアルタイムでつぶやき、拡散されてしまうという時代背景もあります。

西野さんは、『信用』にものすごくこだわりがある方なんです。

『革命のファンファーレ』のなかで、西野さんはこう述べています。

インターネットで世界中が繋がり、クラウドファンディングやオンラインサロンといった「信用をお金化するための装置」が完成した現代でも、やはり、お金が一番力を持っているのか?

お金を持つ人間が一番力を持っているのか?

その問いに対する僕の答えは「NO」だ。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 より引用

これは、お金を信用に両替することはできないけれど、信用をお金に両替することはできるという考え方です。

これからは『もの』を買うのではなく、『ひと』から買う時代ということと捉えることもできます。

まずは『嘘』をつかないことを徹底しましょう。

余談ですが、よくニュースなどで「嘘をついて~」という犯罪があります。

そのたびに私は「いやいや、TwitterとかSNSで拡散されるだろうし、もう嘘は無理だよ」とつぶやいてしまいます。

そもそも、『嘘をつき通せる時代』は終わったと思います。

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あとがき

『革命のファンファーレ』も幻冬舎の本らしく、とくに最後のほうは付箋だらけになりました。

3つだけピックアップして書きましたが、西野さんは現代のマーケティングに関しては異次元じみた実力の持ち主だと感じています。

マーケティングに関して異次元じみた実力を手に入れたいと考える方であれば、まず読んだ方がいい本だと思います。

できれば、この本は私も発行直後に購入して読みたかったです。

しかし、西野さんは常に情報発信を続けているので、YouTubeなりオンラインサロンなりで最新のマーケティング(クラウドファンディングを含む)を学ぶことができます。

わたしはYouTubeを、毎朝欠かさず聴いています。

基本的にはラジオ形式なので、画面に変化はありません。

YouTubeなのに画面を見ることなく、作業をしながら聞くことができます。

なので、仮に忙しいときでも聴けるのでオススメです。

毎日のように、私では考えもしないようなことをガンガン語っていただけます。

いつも脳に刺激をくれる西野亮廣さん、今後も要注目です。

以上、「西野亮廣著『革命のファンファーレ』を読んだ感想」でした。


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ABOUTこの記事をかいた人

ニックネーム:yatsuo(やつお) 雑記ブロガー。趣味はドライブと読書、インターネットです。 空いた時間は「おいしいたべもの」「良い雑貨品」「おしゃれなファッション」を求めて日々、リサーチしてます。最新家電にも目がありません。