映画『天使にラブソングを2』を観た感想【ネタバレ注意!】

こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。

先日、『天使にラブソングを』を観た感想を書きました。↓

映画『天使にラブソングを』を観た感想【ネタバレ注意!!】

わたしは続編があることを知らずに観たのですが、妻が「久しぶりに2も観たい!」と言いはじめ、続編があることが発覚。

そういうわけで、すぐにAmazonプライムビデオでレンタルして観ました。

今回は、そんな『天使にラブソングを2』を観た感想について書いていきます。

ガッツリとネタバレしているので、ご注意ください。

映画『天使にラブソングを2』を観た感想【ネタバレ注意!】

相変わらずステージで歌うデロリス

映画は、ラスベガスのキラキラとしたネオンの夜景からスタートします。

次のシーンではさっそく歌手として歌うデロリスの姿が。

そこには見覚えのあるシスターたちの姿も。

シスターたちは、テーブル席から観客として見ています。

ステージ上では、デロリスがシスターの姿にはや着替え!

そして、聞き覚えのある歌が。

そう、前回作で歌っていた曲です。

そこでシスターたちのテンションは最高潮に。

シスターたちの姿に気がついたデロリスは、「ステージにいらっしゃいよ!」とステージの上に招き入れてシスターたちも歌いますw

その後、みんなで控室へ。

「デロリスのおかげで地域社会で働くことを知ることができた」などと談笑を交わしているなか、院長が精神的に参っているからとデロリスを呼んでいるとのこと。

なんのことだか不思議に思いながらも、デロリスは修道院へ向かいます。

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修道院で院長と再会

前回作の途中まではあれほど、院長とデロリスはギスギスした感じだったのに、デロリスと再会した瞬間、院長はパッと笑顔に。

院長は突然、デロリスに「高校で生徒に歌を教えてほしい」といいます。

デロリスは、「だけど、わたしにはできない…」と前回作の序盤のように弱気になります。

それには、今は歌手として成功しはじめているという理由もありました。

「1週間だけなら」とデロリスがいいますが、院長は「こういうことは期限を切るのはよくない」と、デロリスに先生になってもらう気がバリバリですw

食い下がりますよね~w

いざ高校へ

デロリスは再びシスター『マリアクラレンス』として高校へいきます。

もちろん、シスターの仲間も引き連れて。

ちなみに、校長先生は赴任してきたばかりらしいです。

たまたま通りかかった校長先生に、デロリスが呼ばれます。

教育方針をデロリスに教えたいということでしたが、教えることはひとこと「しつけ」。

悲しいですがここで教えることはそれだけですと。

う~ん、どういうことなんだろう。。。

音楽室に行くと、扉に『MUSIC ASS』”音楽ケツ”と書いてあります。

『MUSIC CLASS』の『CL』の部分が消えた(消された?)んですかね。

音楽室の中ではノリノリなビートの曲を歌う、見るからに不良生徒たち。

デロリスは黒板を爪でキーッと鳴らしで生徒をだまらせます。

斬新です。

そして、出欠をとるだけでも授業にならない感じがバリバリで、生徒たちがすぐに話を変えて話だすのでまとまりようがありません。

一番驚いたのは、デロリスが「音楽の教科書はどこ?」ときくと、生徒全員が天井を指さしたこと。

教科書をぐちゃぐちゃに丸めて天井にたくさん貼り付けてあるんですw

斬新すぎて私が学生のときは思いつきもしませんでしたw

校長室でデロリスと先生が話しているシーンでも、窓をぶち破ってソフトボールが入ってくる始末です。

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不良たちが高校からデロリスを追い払う行動を開始!

ある日、デロリスが教室にいくと、生徒たちが静まりかえっているため、デロリスがあやしみます。

なんと、生徒たちは教壇の椅子に接着剤を塗っていたんです。

デロリスが座ると生徒たちは大喜び。

あの陽気なデロリスでさえ、さすがに教師を辞めようとします。

そんななか、デロリスは「高校は赤字経営が続いているため、廃校寸前」とお偉いさんたちが話しているところを立ち聞きしてしまいます。

すると、いきなりデロリスがハンパじゃなくやる気になります。

そして、シスターたちを集めて「学校をなんとかしよう」と言いだします。

そんなデロリスを見て、院長は「彼女にチャンスを与えてやってください」と校長先生に伝えます。

お偉いさんたちの話を聞いていると、『理事長先生は退職金をもらうためにさっさと学校を潰したい』けれど、『校長先生は正しい心の持ち主』と察することができます。

『新しい旅立ちの日』として授業をするデロリス

腹を割って話すようになったデロリス。

『新しい旅立ちの日』と言って、生徒をまとめようとします。

すると、リタという生徒以外は、今回ばかりは真面目にやることにしたようです。

リタは教室から出て、ひとりぼっちで外を歩き始めるシーンがありました。

教師同士の話し合いの際は、シスターのひとりがずっと性教育のことだけを話しているので思わず笑ってしまいました。

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クラスで聖歌隊を結成することに!

デロリスは生徒たちの歌のポテンシャルが高いことに気づき、クラスで聖歌隊をつくることを生徒に提案します。

そこで、クラスで聖歌隊をつくるにあたり、まずはシスターで構成している聖歌隊が見本を見せます。

もはや、シスターたちによる聖歌隊はすでに完全にプロの領域。

相変わらず最高のエンターテインメントでした。

でも、生徒たちは歌のジャンルがイヤなのか、友達の目が気になるのか、「まぁまぁだったんじゃないか」などといいます。

しかし、本心ではないと思います。

デロリスは、生徒たちに移動に使用するスクールバスにシスター聖歌隊が戻ってきたら称賛するように言います。

生徒たちはわざとらしくはありますが、いい雰囲気でシスターたちが乗車するときに迎え入れることができていました。

生徒たちの間で、高校が廃校間近という噂が広まり始める

生徒たちも自分たちの高校が廃校になってしまうと困るため、危機感を感じ『聖歌隊を盛り上げればなんとかなるかも』という考えに変わっていきました。

これで一致団結というわけですね。

次のシーンでは、生徒たちがデロリスに一気に協力的になっていました。

前回のシスターたちの聖歌隊結成時とはちがい、生徒たちは圧倒的に歌のポテンシャルは高いとみたデロリスは、「大事なのはみんなで協力してハモることができるようになること」だと生徒たちに伝えます。

ちなみに、リタはこの場面を外から見ていましたが、中に入ってくることができませんでした。

友達と二人でリタが歌っているところを目撃してシスター『マリア・ロバート』が声をかけますがリタはその場から去ってしまいます。

しかし、歌がとてもうまいから説得してほしいとシスター『マリア・ロバート』がデロリスに伝えます。

デロリスはリタを追いかけて外で説得をはじめます。

詩人リルケの本をたとえて「もし朝起きてものを書くことしかできなかったら、あなたはもう作家だ」といいます。

ようするに、朝起きて歌を歌うことしかできなかったら、あなたは歌手だということを伝えたかったんですね。

言いまわしが深いなと感じました。

この説得が功を奏して、リタは聖歌隊に加わることを決めます。

後日、みんなが歌っている教室にリタがやってきます。

さりげなくデロリスが「いらっしゃい、リタ」と招き入れ、なんの抵抗もなく笑顔で聖歌隊に加わることができました。

ほんとにさりげなくリタを招き入れたデロリスと生徒が素敵に見えました。

そして、部分的に歌えないところがある生徒に対しても熱心に教えるシーンも。

クラスの聖歌隊が観衆の前で歌を披露

そしてとうとうデロリスのクラスの聖歌隊が人々の前で歌う日が来ました。

やはり思った以上に上手なので、観客は驚いた表情を浮かべます。

シスター聖歌隊たちも、クラスの聖歌隊の歌に納得している様子。

徐々に熱を帯びて歌う生徒たちのゴスペルは見事です。

もともと歌が好きな生徒たちは本当に楽しそうに活き活きとした表情で歌います。

生徒のあまりの歌唱力の高さにデロリスすら驚くシーンもw

シスターたちが物置を片付けていると、実はこの学校では音楽のコンクールで何度も優勝している過去があったことが発覚します。

そこで、「コンクールに出てみないか?」と生徒に持ちかけます。

生徒たちも乗り気に。

しかし、校長先生に伝えると生徒たちを音楽コンクールに出場させることを拒否します。

すると、その場に居合わせた数学の教授が「最後の機会なので…」と校長先生を説得。

校長先生をなんとか納得させることに成功しました。

それから、リタは自宅に帰ってからも真剣に歌の練習をはじめました。

リタはもともと歌で食べていきたかったらしく、自宅で歌の練習をしていると母親から「人生に勝ちたかったら勉強をしなさい、歌をやめてね」と言われてしまいます。

「聖歌隊の話も、コンクールの話もこれでおわり」と、練習用の音楽なども没収されてしまいました。

子どもの夢を潰すなんて、そんな権利は親にはないと私は思います。

そして、夢を潰そうとする親には、絶交する勢いで立ち向かわなければ自分の人生を歩むことができず、人生を終えるときに必ず後悔するだろうと考えています。

「理由は言えないけど…」とリタから「聖歌隊をやめたい」と聞いたデロリスは、リタの家にいき、母親を説得しますが、あえなく追い返されてしまいます。

ハリウッドの音楽コンクールへ行くために野外コンサートで稼ぐ

音楽コンクールはハリウッドで開催されるため、デロリスたちシスター聖歌隊がノリノリで野外コンサートをして稼ぎます。

すると、コンサート会場まで往復できる金額を稼ぐことに成功しました。

また、クラスメイトたちにまで戻ってくるよう説得をされるリタですが、その日は帰ります。

しかし、実はコンサートに出るための承諾書は自分で持っていたため、自らサインしてコンクールに向かう直前のバスになんとか間に合うことができました。

教授たちは別の車でコンクールに向かうのですが、ラテン語の教授の運転があらすぎて笑えますw

そんななか、リタが書いた「ごめんなさい。コンクールに行ってきます」という内容の置き手紙を帰宅した母が読みます。

コンクール会場では、校長が生徒たちを褒めたたえてステージに送り込む

コンクールのバックステージでは、校長先生が生徒を褒めたたえてステージに送り出します。

それを見た理事長は、かなり憤慨します。

しかし、すでに校長先生の味方になっている教授たちは、とうとう理事長をどこかの部屋に閉じ込めてしまいましたw

コンクール会場には、手紙を読んだリタの母親の姿も。

ステージ上から、母親の姿を見てしまったリタは、なにか思うところがあったのか、伴奏がはじまってもなかなか歌いはじめることができませんでした。

3回目でようやく歌い始めましたが、それはもう上手。(出だしがリタのソロでした)

私からすれば、「確実にプロになれるなこれは」というほどの歌唱力でした。

そこからは『ダンス』『ラップ』を織り交ぜた新しいタイプの思い切りのよいステージを披露。

観客からすれば、確実にこれまでにはないステージだったと思います。

しかし、あまりにクオリティが高いため、場内が手拍子に包まれます。

性教育のことについて熱心に語っていたシスター『パトリック』もノリノリで見ていましたw

ふつうは新しいことを試みると旧時代の考え方をする人によって批判も起こるにも関わらず、満場一致で最優秀賞を勝ち取りました。

それほど、会場全体を納得させることができたということですね。

コンクールが終わったあと、院長がお偉いさんのいるなかであえて「理事長がコンクールに出ようと言ってくれた」と発言し、廃校にはできない状況にします。

結果、今回もハッピーエンドでした。

廃校はまぬがれ、さらにはリタの母親も「素敵だったわ…」とリタを褒めたたえます。

あとがき

前回同様、歌のシーンはあまりの歌のうまさに驚きます。

自分も、あんな風に歌えたらどれだけ楽しいことだろうと思ってしまうほどです。

黒人・白人の人権問題もしっかりと盛り込まれている作品だったので、そういったところも考えさせられました。

また、デロリスが生徒に教えることは的を射ており、かなり人生の糧になる映画のひとつだと思います。

最近考えることがよくありますが、結局人生『覚悟』が重要なので、いちど『不良になる』という決断を若いうちに経験している人は、ある意味ひとつ『覚悟』をしたと言えると思います。

なので、学生のときにクラスで目立っていた人というのは、比較的に成功者が多いのではないかと考えています。

結局、人生には『覚悟』が重要だということを私はこの映画をとおして学びました。

いろいろと考えさせられることが多く、深い内容の映画だと思います。

わたしは前作よりも今作のほうがより好きです。

しかし、そんななかでも、わたしが一番好きなのはなんといってもエンディング(エンドロール前に出演者みんなが歌うシーン)です。

ようするに、映画全体としての完成度が高いと思います。

なお、妻の話では「地上波で放送されるときはエンディングがカットされているから、わたしは初めて見た」ということでした。

わたしは初見でエンディングを見ることができてラッキーだったと思います。

以上、「映画『天使にラブソングを2』を観た感想【ネタバレ注意!】」でした。


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ニックネーム:yatsuo(やつお) 雑記ブロガー。趣味はドライブと読書、インターネットです。 空いた時間は「おいしいたべもの」「良い雑貨品」「おしゃれなファッション」を求めて日々、リサーチしてます。最新家電にも目がありません。