寝室の明かりが、あなたの心臓に影を落とすかもしれない話

こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。

「寝室を暗くしたほうがいい」という話をよく耳にします。

実はそれ、「ただの睡眠の質の話」ではなく、“心臓や血管の健康”にまで関わる可能性があるんです。

※およそ2分で読めます

寝室の明かりが、あなたの心臓に影を落とすかもしれない話

なぜ「寝室の光」がそこまで問題か — 3つのキモ

1. 自律神経のバランスが乱れる

夜、部屋に光があると、体は「まだ昼だ!」と勘違いします。

そのせいで、リラックスを司る副交感神経よりも、ストレスや緊張を司る交感神経が優位に…。

ある実験では、就寝中に中程度の光(たとえば読書灯レベル)を当てたところ、夜間の心拍数が上がったという報告もあります。

夜なのに心拍数が下がりきらないのは、心臓にとっては“ゆるやかな負荷”。

毎晩続けば、それが積み重なります。

2. 「眠りホルモン」メラトニンの抑制 → 血圧・抗炎症パワーの低下

暗くなることで分泌されるホルモン、メラトニン。

ただ眠りを促すだけじゃなく、血圧を落ち着かせたり、体の炎症を抑えたりする「癒し」のパワーも持っています。

しかし、たとえ”「ほんの薄暗さ」でもメラトニン分泌は抑えられる” という報告があります。

つまり、寝室の明かりが微弱でも、「体を休ませるスイッチ」がうまく入らないかも、ということなんです。

3. 代謝や血糖の乱れにつながる可能性

夜間の光にさらされると、インスリンの効きが悪くなったり、血糖や脂肪の代謝が乱れたりするという研究もあります。

これが続けば、将来的に「高血圧・糖尿病 → 動脈硬化 → 心血管疾患」という流れにつながる恐れが。

たかが「寝るときの明かり」ですが、体はこんなに複雑に“反応”しているんです。

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じゃあ、どうする? — 寝室でできる “ゆる〜い” 対策まとめ

私が読んだPNASの論文は、一夜だけの実験なので、あくまでも仮説です。

※著者も「慢性曝露の影響を調べる必要がある」としています

そのため、「光 → すぐ心臓病!」という因果が決定したわけじゃありません。

しかし、「暗くしたほうが安心」という“可能性”があるなら、普段の寝室環境を少し見直す価値は十分あると思います。

  • 寝室は できるだけ暗く(できれば遮光カーテン) に。

  • スマホ/タブレット/PCは就寝前にしまう。寝室に持ち込まないのがベター。

  • どうしても光が必要なら、暖色で弱めの間接照明。できれば明るさのタイマー付き。

  • 心配な人(高血圧、糖代謝異常がある人など)は「寝室の光を消す習慣」を取り入れてみる。

個人差が大きいようですが、人によっては「毎晩ちょっとずつ暗くする」だけで、体がかなりラクになるかもしれません。

まとめ | “ちょっとの光”も侮れない

寝室の明かりなど、気にも留めていない人がほとんどではないでしょうか。

しかし、自律神経・ホルモン・代謝という体の根本に影響を与えうる「見えないダメージ」になっている可能性があるんです。

だから私は、「寝室は “真っ暗” にしたほうがいい」と思います。

もし興味が湧いたら、まずは遮光カーテンと、寝る直前のスマホなし習慣あたりから始めてみてください。

さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

ニックネーム:yatsuo(やつお) 雑記ブロガー。趣味はドライブと読書、インターネットです。 空いた時間は「おいしいたべもの」「良い雑貨品」「おしゃれなファッション」を求めて日々、リサーチしてます。最新家電にも目がありません。