こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
今回は、金川顕教(かながわ あきのり)氏著の『人もお金も動かす超スゴイ!文章術』を読んだ感想および『文章術のテクニックを3つ』とりあげてご紹介します。
文章術における重要なポイントが簡潔にまとめられていて、かなり読みやすい本でした。
また、『人もお金も動かす超スゴイ!文章術』には、多くのテクニックが記載されていて、ブロガーとして勉強になりました。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 共感を得るとは
- 文章のすごいところ
- 達人への弟子入り
金川顕教『人もお金も動かす超スゴイ!文章術』を読んだ感想
共感を得るとは
文章において『共感を得る』ということは、『全員に好かれる』という意味ではないんです。
ようするに、「今回はこの層に向けて書く!」と決め打ちで書き、『その層に該当しない層は捨てる』という覚悟をもって書くということです。
今の時代、このくらいメリハリをつけなければ、「私のために書かれた文章だ」と感じてもらうことは難しいからです。
さらに、こうも書かれていました。
『複数の層に共感してほしいのであれば、確実にひとつの層に刺さる文章を複数書けばいいのです』と。
この発想はなかったので、目からウロコでした。
実はわたしも、『特定のだれか』をイメージ(設定)して記事を書いています。
しかし、『人もお金も動かす超スゴイ!文章術』を読み、「私のイメージ(設定)は、かなり甘かったな」と痛感させられました。
文章のすごいところ
文章のすごいところは、ずばり『五感を脳内で再現できるところ』です。
これは、メンタリストDaiGoさんの『人を操る禁断の文章術』を読んで理解していたつもりでしたが、まだ理解しきっていなかったように思います。
というのも、金川さんがよく使う「想像してみてください」というフレーズについて、とてもインパクトある言いまわしで教えていただけたからです。
ちなみに、僕もよく使う「想像してみてください」というフレーズは、「あなたの脳内ディスプレイにこんな情景を映してください」と、ド直球でお願いするためのフレーズです。
人もお金も動かす 超スゴイ!文章術 より引用
遠回しなことが好きではない私としては、『ド直球』という部分がガッツリ刺さりました。
わたしにとっては、もはや使わざるを得ないフレーズですね。
達人への弟子入り
文章で大事なことは、『全体の調和を通じて読者が何を感じるか』です。
これを学ぶには、やはり文章の達人に弟子入りするしかありません。
弟子入りといっても、実際に「弟子にしてください」というわけではなく、達人の書いた文章を研究するということです。
全体の調和を見るには、やはり見出しの付け方や話の順番、はたまた使用フォントまですべてにおいて見渡して「なぜこの文章はいい文章だと感じたのか?」「なぜこの文章は共感を生むことができるのか?」と考え、研究することが本当の意味での弟子入りということになります。
ここに関して、私の弟子入りは「まだまだ甘かった」と思います。
もっと徹底的に研究することが必要だということがわかりました。
あとがき
『人もお金も動かす超スゴイ!文章術』には、24ものテクニックが書かれているので、ビギナーにはハードルが高いかな?と思いました。
しかし、読んでみるとわかりやすいので、「文章術に関しての本を1冊も読んだことがない」という方であっても気負わずに読むことができる本だと思います。
また、『人もお金も動かす超スゴイ!文章術』を読んで、「著者の金川さんは、さすが文章術の本を書く人だなぁ~」と感心しました。
というのも、『人もお金も動かす超スゴイ!文章術』を読んでいると、インパクトのあるフレーズや例を駆使しているため、頭に入ってきやすいんです。
例として、『言いたいことはひとつに絞って伝えたほうがいい』という内容のところで、このような言いまわしをしていました。
- 『幕の内弁当』のような文章では読者の頭に残らないため、『唐揚げ弁当』のようにメッセージを1つに絞ろう
ふだんから、わかりやすい例などを考えるようにしていなければ、なかなか弁当で例えることはできないと思います。
具体的な『例』をだして相手にイメージしてもらうことが重要だということもこの本に書かれていましたが、この本自体がそれを証明しているということです。
ようするに、人もお金も動かす超スゴイ!文章術という本自体を分析することも、文章力を高めることにつながるのではないかと思いました。
2020/5/23現在、この内容の本がAmazonプライム会員であれば無料で読むことができるprime readingにあったのは、ラッキーでした。(期間限定だと思います)
なお、Amazonプライムについては、こちらの記事にすこし詳しく書いています。↓
以上、「金川顕教氏著の『スゴイ!超文章術』を読んだ感想」でした。
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