こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
今回は、鈴木祐氏著の『100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み出した最高の体調』を読んだ感想とともに、個人的に気になった部分を3つとりあげて書いていきます。
この本の帯には、メンタリストDaiGoさんの推薦文で「日本で一番尊敬する人の本です」と書いてあります。
DaiGoさんのYouTube動画などを日常的に見ている私としては、気になって仕方がなくなり手にとりました。
結果的に、健康についてこれまでブログでいろいろと紹介してきた私も知らなかったことが多くあり、ためになりました。
膨大な情報量だったため、本記事では私が気になったところを一部分だけ抜粋しています。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 『悪いのは自分だ』という考え方は採用しない!
- 抗生物質の乱用は危険!
- トランス脂肪酸は危険!
サイエンスライター鈴木祐氏著『最高の体調』を読んだ感想
『悪いのは自分だ』という考え方は採用しない!
『最高の体調』では、「太ったのは自分の意思が弱いからだ」「仕事が終わらないのは自分がノロマだからだ」などの『悪いのは自分だ』という考え方は採用しない。シンプルに仮説として誤っていると鈴木氏が冒頭で断言しています。
なぜなら、私たちが抱える問題の大半が現代人に特有の『文明病』が原因と分析されているからです。
『もともとヒトはハイカロリーな食事を好むように設計されているのに、意思の力だけで「肥満」に立ち向かうのは時間の無駄』だということです。
古代の人々は、狩猟をして食べることができるときにハイカロリーなものを摂取しておかなければ生きていけなかったわけなので、人間がハイカロリーなものを好むのは当然なんですね。
ただ、もちろん狩猟がうまくいけば、うまくいかないときもあるため、決して肥満にはなりませんでした。
ざっくりいえば、現代人が健康な生活を送るためには、できる範囲で『古代の人々の生活に近づけていく』ことが重要なんですね。
たとえば、『なるべく運動する』『夜は電気の使用をなるべく控える』『スマホなどのデジタルデバイスに触れない時間をつくる』などです。
なお、スマホは便利ですが、スマホなどのデジタルデバイスが近くにあるだけで集中力が半分程度に減ってしまうという悪影響もあります。
ちなみに、残念ながらスマホの電源を切っていたとしても、同じ結果のようです。
また、鈴木氏ご本人も『旧石器時代の食事法』で健康をとり戻したと述べています。
くわしい内容については、『最高の体調』を読んでみてください。
抗生物質の乱用は危険!
抗生物質を使うと、たった1回の使用でも腸内細菌の3分の1が死ぬそうです。
しかもそのダメージは半年が過ぎても回復しません。
ただ、ここ数年は世界中で抗生物質の利用を減らす傾向にあるため、そこまで不安に思うことはなさそうです。
しかし、やはり個人的にはあまり頻繁に抗生物質を処方されるようなことがあった場合、医師に相談してみようと考えています。
また、薬用ソープに使われている抗菌成分は、肌に住みつく人間にとって有益なバクテリアまで殺してしまうので、注意が必要です。
とくにトリクロサンとトリクロカルバンというものは、体内のホルモンバランスを乱す作用を持ち、米国食品医薬品局も「体への害が大きい」と警告を出しているほどなんです。
抗菌ソープについては、以前『石鹸』や『ハンドソープ』について調査した際にも薄々危険だなと思っていましたが、これほど詳細な情報はなかったので勉強になりました。
ちなみに、石鹸について調査した記事はこちらです。↓
トランス脂肪酸は危険!
古代の人々と比べて、現代の日本人は『多すぎる』『少なすぎる』『新しすぎる』という3つの原因によりカラダに炎症が発生します。
『多すぎる』『少なすぎる』の部分は、『最高の体調』で確認していただくとして、『新しすぎる』に分類されていた『トランス脂肪酸』について、ここではピックアップしたいと思います。
近代の発明は山ほどあるけれど、そのなかでも人体への被害が大きいのが『トランス脂肪酸』なんです。
トランス脂肪酸というのは、植物油に水素を付加して作られた人口の油です。
安価で保管が簡単な性質を持っているため、パンや揚げ物などに使われています。
トランス脂肪酸による害はほぼ実証済みで、いまやトランス脂肪酸が人体へ与える害に反対する専門家はいません。
なぜ体に悪いのかというと、肝臓の働きを乱すからです。
人体にとって『新しすぎる』ので、結果として悪玉コレステロールが製造されてしまうんです。
総摂取カロリーのほんの1%をトランス脂肪酸に入れ替えただけでも、悪玉コレステロールの値が『激増』してしまうというので、驚きました。
個人的には、おいしくて好きなのですが、やはりパンや揚げ物は今より控えていかなければと思いました。
あとがき
わたしのなかで、1冊の本から得られる知識が2桁いくのはめずらしいことなのですが、『最高の体調』では情報量が多すぎて2桁いったと思います。(数えてはいませんがw)
ジャンルは違うものの、情報量の多さでは『読書という荒野』を思い出すほどでした。
正直、まだまだとりあげたい部分がたくさんありましたが、そこは実際に読んでみてください。
情報量が多すぎて普段よりもさらに、ごくごく一部分しか紹介できていませんw
また、『最高の体調』のなかではウォーキングをするだけでストレスが激減するという内容もありました。
本日、緊急事態宣言が解除されて一発目の散歩を、1時間ほどしましたが、自分でもびっくりするくらい目に見えてわかるほどストレスから解放された感覚になりました。
(目に見えてわかるというのは、あきらかに自分が笑顔だからですw)
というわけで、実体験と本の内容がリンクして楽しくなってきたので、もう一度読みかえそうと思います。
以上、「サイエンスライター鈴木祐氏著『最高の体調』を読んだ感想」でした。
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