こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
先日、これからはウイルスと共存していかなければいけない時代だと確信する出来事が起きました。
中国で『新型ブニヤウイルス感染症』が発生したことです。
新型コロナだけでも消費が激減しているなか、さらに新たな感染症で追い打ちをかけられてはたまりませんよね。
とはいえ、新型ブニヤウイルス感染症は日本でも感染事例があるものなんです。
今回は『新型ブニヤウイルス感染症』について調査してみました。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 新型ブニヤウイルス感染症とは
- 新型ブニヤウイルス感染症にかかるとどうなるのか
- 新型ブニヤウイルス感染症を予防する方法
新型ブニヤウイルスには日本でも感染します【予防方法も】
新型ブニヤウイルス感染症とは
新型ブニヤウイルス感染症は、中国では2011年に発見された感染症です。
日本でも2013年ごろから感染事例が多数あるということで、新型という名称で呼ばれているものの、新しい感染症ではありません。
なぜか『SFTSウイルス』という既知のウイルスを『新型ブニヤウイルス感染症』と呼んでいます。
『新型』といわれると、私たちは新しいウイルスのように認識してしまいますよね。
なお、SFTSウイルスは日本国内でも5月に感染する方が多くみられます。
次いで7~8月にかけても感染者が多い傾向にあるということです。
ちなみに、日本では主に西日本在住の方による感染報告が多く、60~80歳の感染者が目立ちます。
死亡率は27%ほどなので、感染してしまうと比較的高い確率で死にいたるような感染症といえるようです。
新型ブニヤウイルス感染症にかかるとどうなるのか
新型ブニヤウイルス感染症(SFTS)は、主にフタトゲチマダニやタカサゴキララマダニのような『マダニ』に吸血されることで感染すると考えられています。
また、犬や猫などのペットから感染する事例も報告されているようです。
では、実際に新型ブニヤウイルスに感染した場合はどのような症状が出るのでしょうか。
新型ブニヤウイルス感染症(SFTS)の主な症状
- 発熱
- 倦怠感
- 頭痛
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
など
なお、潜伏期間は6~14日ほどです。
新型ブニヤウイルス感染症を予防する方法
いまのところ新型ブニヤウイルス感染症(SFTS)に有効性が示された治療薬はないようです。
そのため、感染した場合は対症療法(頭痛が起きれば頭痛薬を使用するなど)をするしかありません。
そのため、新型ブニヤウイルス感染症(SFTS)を予防する方法は『マダニに刺されないようにする』しかありません。
とくにマダニに刺されてしまいそうな場所(草むらや山など)では長袖・長ズボンを着用したほうがいいでしょう。
また、肌を露出している部分には虫除けスプレーなどをふりかけておきましょう。
『イカリジン』『DEET』という成分を含むものがマダニに有効ということです。
野外で活動したあとは浴室などで体を確認する癖をつけておくと刺されたことを見逃すことがなくなります。
ただ、仮にマダニに刺されたとしても基本的には慌てることはありません。
なぜなら、新型ブニヤウイルス(SFTS)をマダニが保有している確率はかなり低いからです。
慌ててマダニを自分で引き抜いたりすると『マダニに刺された痕跡が肌に残ってしまう』そうなので、
マダニに刺されたときは慌てずに、病院で診てもらいましょう。
あとがき
圧倒的に保有しているマダニは少ないとはいえ、実際に感染してしまうと致死率は高い新型ブニヤウイルス(SFTS)。
とにかくマダニに刺されないようにしたいところですね。
ちなみに、西日本のマダニがウイルスを保有していることが多いと考えられていますが、最近は徐々に新型ブニヤウイルス(SFTS)が発生する地域が東へ移動してきています。
そのため、今後は東日本でも『マダニ』への警戒を強めていく必要がありそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
以上、「新型ブニヤウイルスには日本でも感染します【予防方法も】」でした。
関連記事