こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、なにかを「やり抜いた!」という経験はありますか?
私は、およそ1年と5ヶ月ほどブログの毎日投稿をしていますが、それ以外のことを継続できたことは一切ありません。
(当初の目標は毎日投稿を3年間以上続けることなので、現時点では何もやり抜いてはいません)
そんななか、「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」を読んだので、感想を書いていきます。
やり抜く人は、ものごとを習慣化するのがうまいようです。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- すべきことは事前にハッキリとさせておくべき
- 「これまで思考」と「これから思考」
- 「非現実的な楽観主義」と「現実的な楽観主義」
「やり抜く人の9つの習慣」を読んだ感想
すべきことは事前にハッキリとさせておくべき
やり抜く人の9つの習慣では、「if-thenプランニング」という目標達成の切り札が紹介されています。
if-thenとは、「もしこうなったら、こうする」という意味です。
たとえば、「もし、金曜日の夜7時になったら、1時間ジョギングをする」のような感じで使います。
if-thenで事前にすべきことをハッキリとさせておけば、意識しなくても行動すべきときに行動することができるようになるんです。
なぜなら、人間の脳は「XならY」という文章を記憶しやすいからです。
if-thenプランニングは、どんな目標を達成する場合にも使える手法なので、覚えておいて損はないと思います。
「これまで思考」と「これから思考」
「これまで思考」というのは、「どこまでやり遂げたのか」に視点を向けるスタイルで、「ここから思考」は「あとどれだけやらなければいけないのか」に視点を向けるスタイルです。
「これまで思考」が強い人は、「早い段階で達成感を持つため、気が緩むのが早い」といいます。
モチベーションを維持しやすいのは、「ここから思考」をもつ人なんです。
ただし、既に何度か「やり抜いた経験がある人」は、「ここまで思考」を徐々に強めても、気が緩むことなく取り組めます。
むしろ、頻繁にフィードバックすべきではないでしょうか。
何もやり抜いた経験がない私のような「やり抜き初心者」は、「ここから思考」に重きを置き、最初はフィードバックそこそこに突っ走ったほうがいいのかもしれません。
とはいえ、「そろそろ真面目に、ブログのフィードバックをしないといけないな~」と考えている筆者です…
本書に書かれていた、「フィードバックの予定をカレンダーに書き入れる」という方法を採用して実践していきます。
「目標はカンタンに達成できる!」と思うべからず
人が成功できるかどうかの最も信頼できる指標は、「人が心から成功できると信じているかどうかにある」ことを、心理学者のアルバート・バンデューラが発見しています。
この考え方は、これまで何千もの研究を経ても間違っていると証明できていないんです。
そのため、「心から成功できると信じているかどうか」が、限りなく正解に近い「人が成功できるかどうかの指標」ではないかと思います。
ただし、「目標はカンタンに達成できる!」というような「非現実的な楽観主義」では目標を達成することはできません。
バンデューラが意図していたのも、「現実的な楽観主義者たれ」ということなんです。
つまり、「目標を達成するためには相応の困難を切り抜ける必要がある」と最初から考え、覚悟が決まっている人でなければ、目標を達成することは困難ということになります。
「非現実的な楽観性」を持つ人は、これから起こり得る問題や障害についての対策や選択肢を事前に考えないから、ネガティブな結果が待っているんですね。
「非現実的な楽観性」ではなく、地に足のついた「現実的な楽観性」を持つ必要があります。
あとがき
やり抜く人の9つの習慣には、「if-thenプランニングを使って計画を立てたら、目標を達成するまでに発生する誘惑や障害と、それらの対処法を考えたうえで再度if-thenプランニングを練り直す」などの細かなテクニックも書かれています。
研究され尽くした「やり抜き方」なので、とても参考になりました。
今回学んだ知識を習慣化できるほど、しつこく実践していきたいと思います。
なお、「やり抜く人の9つの習慣」には関係ありませんが、精神科医 樺沢紫苑先生は頻繁に「高すぎる目標設定をしている人が多い!ちょっと頑張れば達成できる目標を設定しよう!」という発言をされています。
たしかに、「やり抜き初心者」だとしても、頻繁に目標を達成できれば、頻繁にフィードバックしても大丈夫ですよね…
- ちょっと頑張れば達成できそうな目標をたてる
- 目標を達成する
- 達成したことに対してフィードバックをおこない改善する
これを繰り返すと、「モチベーションを維持しながらやり抜く」ことを習慣化できるかもしれませんね。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。
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