こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、そう遠くない未来に「スピード違反ができなくなるシステム(ISA)が、車に搭載される」ことをご存知ですか?
これまたSFチックな話ですが、どうやら2030年ごろには、日本でもISA搭載車が一般的になるようです。
そこで今回は、将来的にスピード違反がなくなりそうな「ISAの義務化」について書いていきます。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- ISAとは、「自動速度制御装置」のこと
- ユーロNCAP(ヨーロッパの自動車安全テスト)による、ISAの評価項目4つ
- 欧州では、2022年からISAの義務化がはじまる
スピード違反は、できない未来がやってきそう【ISA義務化】
ISAとは
ISAは、「インテリジェント・スピード・アシスタンス」の略で、「自動速度制御装置」のことを指します。
「走行中の道路の制限速度よりも、スピードが出ています!」などと、車内のモニターをとおして運転手に警告するシステムです。
将来的には、日本でも「スピードが出すぎないよう、自動的に制御するシステム」として広く知られることになると考えられます。
ISAの評価項目4つ
ユーロNCAP(ヨーロッパでおこなわれている自動車安全テスト)によると、ISAの評価項目は以下の4つです。
- 現在通行中の道路の制限スピードを、運転手に知らせる
- 設定された値のスピードを超えた際に、運転手に警告する
- 運転手のアクティブな動作によって、設定した速度を超えないようにする(または現在のスピードを保つ)
- 制限スピードや、標識がない道路の制限スピードを正確に認識する
すべての車にISAが搭載されれば、実質「スピード違反」することは不可能になります。
また、いま問題になっている「あおり運転」も、激減しそうですね。
欧州では、2022年からISAの義務化がはじまる
EU加盟国の27ヵ国および、ノルウェー、スイス、イギリスでは、2022年7月から新発売される車種すべてに対してISAの搭載が義務化されます。
あとがき
「日本でも、2030年にはISAが義務化されるのではないか?」と予想する有識者が多いようです。
しかし、これは法として義務化される時期を予想するものなので、実際に新型車へIPAが搭載され始めるのは、もうすぐかもしれません。
なかには、IPAの搭載に不満を覚える人もいるとは思います。
しかし、事故発生率がガツンと減ることが考えられるため、とてもありがたい義務化ではないでしょうか。
仮に乗りたい車種にISAが搭載されて不満を覚える人がいたとしても、将来的には全車種に搭載されるはずなので、不満は徐々に解消されていくと思います。
どうしてもスピードを出したい人は、「中古車を買うしかない!」という状況になりそうですねw
(中古車販売市場が、一時的に盛り上がりそうですね…)
ただ、あえてISAが搭載されていない車に乗る人にも、「あおり運転などの迷惑行為はしないでほしい」と願ってやみません。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。
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