こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、「最近、目がぼやけて2重に見えるな~…」と、感じることはありませんか?
目がぼやける原因は、”疲れ目” や “老眼”、”近視” 、”乱視” 、”白内障”など、多くの原因が考えられます。
しかし、令和2年度の眼科研修医ガイドラインには “サギングアイ症候群” が追加されたんです。
そこで今回は、新しく発見された症候群のためか 眼科でもまだズバリ診断されないことも多い という “サギングアイ症候群” について書いていきます。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- サギングアイ症候群の特徴5つ
- サギングアイ症候群と、ほかの原因との見分けかた
- サギングアイ症候群の原因
- サギングアイ症候群の治療法
2重に見える原因は、「サギングアイ症候群」かもしれません
サギングアイ症候群の特徴5つ
サギングアイ症候群の主な特徴は、以下の5つです。
- 2重に見える(片目ではくっきり見えるが、両目では2重に見える)
- 斜視が原因なため、眼球自体に異常はない
- 患者の6割が女性というデータがある
- 近くよりも遠く(5m以上)のほうが2重に見えやすい
- 日中よりも夕方以降のほうが症状が出やすい
眼球に異常がみられないため、眼科では「メガネの度数が合っていないのかも」と診断されてしまうことも多いようです。
サギングアイ症候群と、ほかの原因との見分けかた
眼科医でさえ見逃しがちなサギングアイ症候群と、ほかの原因との見分けかたは “2重とぼやけを混同しない” こと 。
テレビ番組の “ガッテン” に出演されていた有識者によると、「ぼやける」なら “乱視やドライアイ” などが疑われ、「2重に見える」ときは “サギングアイ症候群(斜視)” が疑われるそうです。
そのため、「2重に見える」という実感があれば、「ぼやける」ではなく「2重に見える」と、はっきり医師に伝えることが重要となります。
※目に違和感を感じたら、まずは眼科で診てもらいましょう
サギングアイ症候群の原因
サギングアイ症候群は、眼球のまわりのプリー(コラーゲンのようなもの)の働きに異変がおこる(細くなる)ことにより発症します。
プリーの働きは “眼球の筋肉を支え 適切な位置に保持 することで、両目で同じ方向を見て、安定した視覚情報を得られるようにする” こと。
つまり、眼球がズレる “斜視” の一種になります。
サギングアイ症候群の治療法
サギングアイ症候群の治療法は以下のとおり。
- 「プリズム眼鏡をつかう」または「眼鏡にプリズムシートを貼る」
- 外来手術で日帰り(30分程度)で治療する
なお、”プリズム眼鏡” をつくるには、眼科で処方箋をもらい、眼鏡店で購入する必要があります。
※ “プリズム眼鏡” は、視界のズレをレンズの厚みで補正するもので、眼鏡に貼る “プリズムシート” でも代用できます
あとがき
サギングアイ症候群については、テレビ番組 “ガッテン” の最終回から得た情報です。
長寿番組となった結果をみてもわかりますが、 “ガッテン” は素晴らしい番組でした。
筆者も、「1時間もない番組なのに、こんなに内容が濃いのはすごい!」と、いつも感じていました。
あまりにもためになる番組なので、当ブログでも何度か “ガッテン” の情報をまとめてきましたが、それも今日でおわりなんですね~…
“ガッテン” は、最終回のサギングアイ症候群しかり、健康について ”本当に知りたい情報を得ることができる” 数少ないテレビ番組でした。
27年間、ありがとうございました!
さいごまで読んでいただき、ありがとうございます。
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