こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、舌をみがいていますか?
当ブログでは以前『舌ブラシ』について、おすすめのものをご紹介しました。
そのときは、使うことによるメリットについては『口臭予防』という角度からしかお伝えしていませんでした。
そこで今回は、『効果的な舌磨きの方法』と『病気の予防』という観点で調査をおこないました。
『舌磨き』は『誤嚥性肺炎』予防になる!?効果的な方法も。
『舌磨き』はする必要性があるのか?
まず、舌磨きをする必要があるのかという疑問がありますよね。
おそらくですが、舌磨きをしている人というのは以前よりは多くなってきているとは思います。
しかし、日本国民全体で考えるとそれほど多くもないのではないでしょうか。
理由としては、『舌磨きをする必要性をあまり感じていないから』だと思います。
今回調査した結果、筆者はとくに『ご高齢者』や『寝たきりの人』には必要だと感じました。
その理由は以下をご覧ください。
舌磨きをする必要性を感じられるのは特に『ご高齢者』や『寝たきりの人』など
『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』を予防できる!
口から食道へ入らなければならないものが気管に入ってしまうことを『誤嚥(ごえん)』といいます。
このときに細菌を一緒に吸ってしまうことで発症する『肺炎』が『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』なんです。
高齢者や神経疾患などで寝たきりの患者では口腔内の清潔が十分に保たれていないこともあり、この場合、口腔内で肺炎の原因となる細菌がより多く増殖してしまいます。また、高齢者や寝たきり患者では咳反射が弱くなり嚥下機能が低下します。その結果、口腔内の細菌が気管から肺へと吸引され、肺炎を発症します。また、栄養状態が不良であることや免疫機能の低下なども発症に関与してきます。他方、嘔吐などで食物と胃液を一度に多く誤嚥して発症する場合もあります。
誤嚥性肺炎|一般社団法人日本呼吸器学会 より引用
『咳』『たん』『発熱』などが典型的な肺炎による症状ですが、この『誤嚥性肺炎』は、『元気がでない』『食欲不振』など、発症がわかりにくいのが特徴のようです。
『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』を予防できる理由
舌磨きをすると、誤嚥性肺炎の予防ができる理由は『口腔内を衛生に保つことで、細菌を減らし、細菌が気管から肺へ吸引される確率を低くする』からなんです。
効果的な『舌磨き』のしかた
舌を磨くときは専用のブラシを使用して、痛くない程度に舌を滑らせるのがコツです。
喉の奥の『扁桃(へんとう)』に近い場所に白っぽい汚れ『舌苔(ぜったい)』ができやすいので、喉に近い『舌の奥の方』も磨くようにしましょう。
もちろん、嘔吐しそうになる感覚が強い人は、無理に喉付近を磨くことはありません。
舌磨きのしすぎには注意!
毎日のように舌磨きをする必要はありません。
むしろ毎日するのはおすすめしないという専門家の方が多いです。
というのも、舌磨きをしすぎてしまうと粘膜が傷ついてしまって逆に菌が入る状態になるようです。
あくまで舌の汚れが気になったときに舌を磨くようにしましょう!
あとがき
『ご高齢の方』や『寝たきりの人』に特に必要ということをお伝えしましたが、若年者や中年者であっても舌に付着している汚れである『舌苔(ぜったい)』を除去しないと『風邪』をひきやすくなったりするので、ぜひ『舌の汚れが気になったときに舌をみがくクセ』をつけましょう!
今回『舌磨き』について調べていて驚いたのは、『毎日舌磨きしてはいけない』ということでした。
なぜなら、筆者自身が今日まで毎日してしまっていたからですw
これからは気になったときにだけ舌磨きするようにしたいと思います。
以上、「『舌磨き』は『誤嚥性肺炎』予防になる!?効果的な方法も。」でした。
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