こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、南海トラフ地震に対する備えをしていますか?
長い間「いつ発生してもおかしくない」と言われ続けている南海トラフ地震。
つい先日まで、横浜のあたりでガス臭がすると話題になっていました。
その際、「これだけ広範囲でガス臭っておかしくない?南海トラフ地震の予兆だったとしてもおかしくないよね?」と妻が言いました。
私も「たしかに、それもあり得るね」と。
そして最近はおさまっていますが、数ケ月前までは関東でも小さな地震が多々ありました。
いよいよ、南海トラフ地震の現実味が帯びてきたように思います。
そこで今回は、南海トラフ地震にどう備えるべきかについて書いていきます。
まずは『避難勧告が出たときにどう行動するか?』について事前に考えておくことが重要なんです。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 避難勧告が出たときにどう行動するか
- 『津波てんでんこ』とは
- 南海トラフ地震の発生確率
- 南海トラフ地震が発生した際の被害想定
いつ発生してもおかしくない!南海トラフ地震に備えましょう
避難勧告が出たときにどう行動するか
一度発令した避難勧告は、発令した側もなかなか解除できません。
なぜなら、解除後に大地震がきてしまったら責任問題になってしまうからです。
そのため、避難勧告が出てから数週間は避難所での生活を続ける覚悟も必要になってきます。
つまり、「本当に地震が来るのかな?」という状況のまま避難所での生活を数週間続けなければならないケースもあるということです。
避難所での生活に耐えきれずに「いちど自宅へ戻る」という判断を下す人も多いと予想されますが、結果的には「安易な行動だった」と後悔することにもなりかねません。
状況に応じての判断はもちろん個人の自由なのですが、先々を想定して『考え方』や『食品』などを事前に備えておくことが重要になってきます。
また、実際に地震がきたときのルールを家族間で共有しておくことも大切です。
次に、家族間や地域住民の人としておきたいルールである『津波てんでんこ』についてご紹介します。
『津波てんでんこ』とは
南海トラフ地震のような大震災が発生した場合に、生死を分けると思われる考え方があります。
三陸地方に伝わる言葉『津波てんでんこ』です。
『てんでんこ』は各々・各自という意味になります。
つまり「津波が発生したら、各自が真っ先に高台に向かおう!」と、まずは自分の命を守る意識を共有しているわけです。
たしかに、あれほどの津波が来てしまっては各自が一目散に逃げなければ助からないと思います。
人を助けている余裕があるかどうかを判断することすら、非常に難しい状況ではないでしょうか。
そのため、普段から家族間や地域住民の方と「各自が最速で高いところへ避難しましょう」という意識を共有することが大切なんです。
残酷な表現をすれば、普段から「災害のときは自力で避難してください」とお互いに言い合っている感じですね。
もっといえば「助けませんがうらみっこなしですよ」と言い合うんです。
意見が分かれそうですが、筆者としては素晴らしい考え方だと思います。
なぜなら、結果的には助かる人が増えるはずだからです。
とくに津波の発生が予想される地域の方には、必ず共有しておいてほしい考え方になります。
ちなみに、実際に釜石東中学校では『津波てんでんこ』の教えが功を奏して全生徒が助かり、釜石の奇跡と言われています。
この事実が、津波てんでんこの正しさを物語っているのではないでしょうか。
南海トラフ地震の発生確率
地震調査委員会の研究によると、30年以内に発生する確率は70~80%とかなり高く予想されています。
南海トラフ地震の平均発生間隔は88.2年というデータもあり、ほんとうにいつ発生してもおかしくない状況なんです。
南海トラフ地震のように事前に大規模な被害があることがわかっている場合であれば、地震保険にも加入しておくべきかもしれません。
南海トラフ地震が発生した際の被害想定
南海トラフ地震が発生した際の国の被害想定としては死者が約32万人となっています。
32万人の死因のうち津波が約23万人、建物倒壊が約8万人、火災が約1万人との予想です。
事前に避難勧告が出た時の行動指針を決めておいたり、津波てんでんこの考え方を共有しておいたりすることで、国の予想を圧倒的に下回る被害に抑えましょう!
あとがき
そろそろ危機感を持つべき時期かもしれない南海トラフ地震。
言い方に語弊はあるかもしれませんが、あなたの危機感をあおるためにあえて国の被害想定や発生確率についても記載しました。
いざ避難勧告が出た際に落ち着いて行動することがきるよう、最低でも『避難勧告が出たらどう動くか』を考えておきましょう。
また、周囲の人に『津波てんでんこ』の考え方を教えてあげてくださいね!
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。
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