こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、話し方に自信がありますか?
日本においては、社会人の80%以上が人前で話すことを苦手に感じているようです
そこで今回は、話し方の参考になる本「人は話し方が9割」を読んだ感想について書いていきます。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 話し方において重要なことは、スキルよりもメンタル
- 人の心理の3大原則とは
- 会話の予習をする方法とは
- 相手の話をひろげる「拡張話法」とは
「人は話し方が9割」を読んだ感想【感情を込めましょう】
話し方は、スキルよりもメンタルのほうが大切
私たちは過去の会話での失敗や、相手からの心ない一言など、たった数回の出来事で「会話が苦手だ…」と思い込んでしまいます。しかし、それはあなたの思い込みでしかありません。
まず、話す力はスキルではなく「メンタル」だということを念頭におくことが大切なんです。
あなたの傷ついたメンタルを回復させ、自信をとり戻すには、以下のように「全肯定の空間をつくる」方法があります↓
- 相手の話を否定しない
- 笑顔を添えてうなづく(リラックスしているほうが話せる)
- プラストークをする(前向きな話は人を元気にする)
- 人をほめる、感動した話をする、今の状況をよくしていく、最近あったいいことを話す など
- マイナスな話題が飛び交っているところからは離れる
仮にあなたが勤めている会社が、人の悪口ばかり飛び交っているような職場なら、転職を考えてもいいレベルかもしれません。
なぜなら、確実にメンタルが安定しにくいからです。
また、話し方は云々は置いておいたとしても、「まずはメンタルを安定させるのを重視したほうがいい」というのが私の考え方になります。
メンタルが安定していない状態では、想像力が働きにくいからです。
想像力は、すべて(人間関係や仕事など)にかかわっているので軽視すべきではありません。
人の心理の3大原則
皆から好かれ、会話がうまくいく人は以下の「人の心理の3大原則」をしっかりと意識して人とコミュニケーションをとっています。
- 人は誰もが自分のことが一番大切である そして自分に一番興味がある
- 本来誰もが自分のことを認めてほしい 自分のことをわかってほしいと願っている
- 人は自分のことをわかってくれる人を好きになる
…しかし、緊張などもあり、そんなことは考えられないのが現実ですよね。
そんなときは、「会話の予習」をするといいんです。
会話の予習をしよう
「こんな時はどうすればいいんだろう?」「こういう時はこう言うと効果的かも?」と事前に考えておき、話を広げるキーワードやリアクションをリスト化するといいんです。
そして、リストにした内容は、その場のシチュエーションによって使い分けます。
「こんなテンプレみたいな話し方でいいの?」と感じるかもしれませんが、むしろテンプレを用意したほうがいいんです。
なぜなら、その場でリアクションを考えながら相手の話を聴くと、話が頭に入ってこないからです。せっかく相手が話してくれているのに、これはよくありませんよね。
そのため、実りのある会話をするためには「キーワードリアクション」をリスト化して覚えておくことが重要なんです。
ちなみに、著者がリスト化しているのは、以下のようなものになります。
- 「そうだよね、わかるよ」
- 「大変だったね」
- 「そうなんだー、よくがんばったね」
- 「よかったねー、私も嬉しい」
- 「とても勉強になりました」
- 「助かります」
など
これらのリアクションを意識せずにできるよう、習慣化しておきましょう。
話し方で人生を変えようとするなら、たとえば「リストをトイレに貼って覚える」くらいはしたほうがいいかもしれませんね。
相手の話をひろげる「拡張話法」
人に好かれる話し方は、ずばり「聴き上手」。
そのため、まずは「相手は、基本的にこちらの話には興味がない」ということを意識したいものです。
そこで極めたいのが「拡張話法」。
拡張話法の目的は「相手に気分よく、たくさん話せたな」「また会いたいな」と思ってもらうことです。
拡張話法は「感嘆」「反復」「共感」「称賛」「質問」の5つから構成されています。
拡張話法の構成要素5つ
①感嘆:相手の話を聞いた時に受ける感銘の表現
「へー♪」「ほー!」「えー!?」「うわぁー!!」「そーなんですかー!!」
…会話がうまい人は、相手の話に合わせてこれらの感嘆詞を使いこなしています
ポイント①自分の言葉の終わりに絵文字をつけるように感情を込める
※コミュニケーションが苦手なら、感嘆×10倍の感情を込めましょう
ポイント②感嘆詞の語尾を伸ばしたほうが感情を込めているように聞こえる
②反復:相手の話を繰り返す
たとえば、「最近、ダイエットをはじめたんだ」と言われた場合は、「へー、ダイエットか!いいねぇ!」など…
相手の話を反復することで、相手は「そうなんだよー」と、次の話をしやすくなる効果があります。
③共感:相手の話に感情を込めて理解を示す
「わかります」「大変でしたね」「よかったですね」「つらかったね」「よくがんばたね」と、相手の話に深くうなずき「相手と同じ表情」をしながら、雰囲気に合わせて強弱をつけて言うと効果的。
④称賛:相手を評価する
「素敵」「すごい!」「さすがだね♪」などの言葉に感情を乗せて※伝える
※感情×10のイメージで伝えると効果的
⑤質問:相手の話を中心に展開させていくために、その後を追いかけて聞く
「そこからどうなったの?」「もっと聞かせてよ」「今は大丈夫?つらくない?」と、いいタイミングで質問が来ると話が盛り上がっていきます。
そうすると、話者は無理なく自然に話を展開できるようになるわけです。
キーワード・質問フレーズは数多く準備しておく
毎回同じ感嘆・称賛・共感のキーワードでリアクションしていると、わざとらしさが出てしまいます。
感嘆・称賛・共感のキーワードは数多く準備しておくことで自然な会話になります。
また、質問フレーズも同様に、バリエーションが多ければ多いほど、相手から引き出せるものが変わってきます。
あなたが、「会話を広げることができない…」困っているなら、数多くのキーワード・質問フレーズを暗記しておくといいかもしれません。
あとがき
会話がうまい人は、数多くのキーワードやフレーズが頭の中に入っているんですね~
おそらく、わざわざ暗記しなくても覚えることができる人は、勝手に会話がうまくなっていくんだと思います。
しかし、私は “必死に暗記しておかなければならないタイプ” です。
そのため、会話の流れで自然とキーワードが飛び出すようになるまで、コツコツ意識的に取り組みます。
また、この本を読んで最もためになったと感じたことは、”感情を込める” という部分です。
親しい人に対しては、ある程度できている気はしますが、初対面の人にも実践していきたいと考えるようになりました。
ともあれ「人は話し方が9割」には、”人に嫌われない話し方” などについても書かれており、とても勉強になる本です。
興味があれば、あなたも読んでみてくださいね!
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。
▼この記事でご紹介した本
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