『運動誘発性喘息』とは?【予防法や治療法についても解説】

こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。

あなたは、『運動誘発性喘息(うんどうせいゆうはつぜんそく)』というものをご存知ですか?

子どもが発症することが多いのですが、大人でもなる可能性がある『運動誘発性喘息』。

なぜ私が『運動性誘発喘息』に注目したかというと、咳喘息もちの妻に、運動性誘発喘息の兆候がみられたからです。

2020年5月8日現在、在宅勤務や外出自粛の流れで、自宅で過ごす時間が長くなったため、わが家では自宅で運動をするようにしています。

運動をしていると、妻の呼吸音が「ヒューヒュー」と鳴り、本人も「しんどい」というので、疑問に思いました。

そこで、妻の症状とつき合わせて調査してみると『運動誘発性喘息』だということが判明しました。

調査結果として、運動誘発性喘息は『急激に激しい運動をすることで発作が起こるもの』なんです。

本記事では、運動誘発性喘息についてまとめていますので、詳しい内容に興味がある方は参考までに読んでみてください。


この記事を読むことで、以下のことがわかります。

  • 運動誘発性喘息とは
  • 運動誘発性喘息の予防法
  • 運動誘発性喘息の根本的な治療法

『運動誘発性喘息』とは?【予防法や治療法についても解説】

運動誘発性喘息とは

運動誘発性喘息

運動誘発性喘息は、激しい運動(『大笑い』『はしゃぐ』なども含む)をしたあとに起こる発作で、『EIA(Exercise Induced Asthma)』と呼ばれることもあります。

比較的激しい運動を3~8分間ほどおこなうことで発作がおこりやすくなり、運動が激しければ激しいほど発作が頻回になる傾向にあるようです。

小児喘息患者の5割近くは運動誘発性喘息にあたります。

誘因は人によりますが、『気温』や『湿度』、『アレルギー』や『大気汚染』などがあります。

運動をおこなう環境にも配慮するようにしましょう。

基本的には、運動をすることで呼吸の回数が増え、気道が冷やされた結果腫れ、狭くなることなどで起こります。

なお、小児喘息は6歳までに9割近くが発症するそうです。

運動誘発性喘息の種類

運動誘発性喘息の種類は、主に以下の2つがあります。

  1. 運動した直後に発作が起こる『即時型』
  2. 運動してから6~12時間後に発作がおこる『遅発型』

なお、遅発型の発作が多くみられるのは『運動会』などの行事のあとです。

また、気管支喘息の治療を受けている・受けていないにかかわらず、激しい運動をすることで運動誘発性喘息になることがあります。

運動誘発性喘息の症状

運動誘発性喘息の症状は、『咳』や呼吸音がヒューヒューと鳴る『ぜん鳴』など、ふつうの喘息と同じようなものです。

ふつうの喘息同様、呼吸困難をひきおこすこともあります。

多くの場合は20~30分で回復するようですが、呼吸困難の可能性がある以上、油断は禁物だと思います。

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運動誘発性喘息の予防法

準備運動をしよう

運動誘発性喘息は、激しい運動をすることで起こる発作だということは既に述べました。

これは、主に『いきなり』激しい運動をすることを指しています。

なので、運動前に5~10分ほど準備運動をしてから徐々に激しい運動に移行することで発作が起こりにくくなるため、予防につながります。

ちなみに、わたしの妻は、激しい運動をする前に『ラジオ体操第一・第二』を通しでおこなうようになりました。

『ラジオ体操第一・第二』を続けて行うと5分以上はあるため、準備運動にピッタリです。

ラジオ体操について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓

やらないなんてもったいない!!6分弱で400の筋肉が使えちゃう【ラジオ体操】のすごさ

また、症状がひどい場合は、専門医に相談して薬を処方してもらうことも考えましょう。

薬には、運動前に飲んで運動性誘発喘息を予防するものや、運動中または運動後に飲んで症状を改善するものなど複数あるようです。

薬を処方された場合は、説明書をよく読み、使用法を守ることが重要となります。

なお、薬を使用しても喘息症状が運動中に起こる場合は、いちど運動を中止し、専門医に相談しましょう。

寒い時期には、マスクをしよう

寒い時期には、マスクを着用して気道を冷やさないようにすることでも、運動性誘発喘息の予防につながります。

もともと喘息で薬が処方されている場合

もともと喘息もちの方であれば、普段から吸入薬などで発作を予防しておくことが重要です。

なお、吸入器については、7割以上の方が正しく使えていないという事実があります。

吸入器の正しい使い方については、以下の記事にまとめています。↓

【ガッテン!】吸入器の正しい使い方【喘息の方は必見です】

運動誘発性喘息の根本的な治療法

まずは専門医に相談しよう

まずは、専門医に相談して『運動してもいい』のか『運動してはいけない』くらい症状が重いのかという『切り分け』をしてもらいましょう。

専門医に相談せずに勝手に対応してしまうと、仮に運動誘発性喘息でない病気だった場合、発見が遅れてしまう可能性があるので注意が必要です。

これを踏まえたうえで、以下に調査結果に基づき『根本的な治療法』を書き出しましたので、参考程度に読んでいただければと思います。

運動誘発性喘息の根本的な治療法は『運動』

運動誘発性喘息の根本的な治療法は、『運動』です。

「運動をすることで発作が起こるのに運動するの?」と思われるかもしれませんが、運動すること自体を拒絶してしまうと、むしろ喘息の発作をくり返してしまい、悪循環に陥りやすくなります。

なので、運動性誘発喘息の根本的な治療法は、5~10分の準備運動をしたあとで、『軽い運動』(20分のウォーキングなど)を習慣化することです。

なお、運動を繰り返すことで発作を起こしにくくことが知られているそうです。

運動は積極的にさせてください。

必ずウオ-ミングアップをして、徐々に運動負荷量を増大していくと 発作を起こしにくくなります。

いったん発作を起こしたら少し休んでください。その際は水分を取り、呼吸を整えます。

発作がおさまったら再び運動をさせてください。

運動を繰り返すことで発作を起こしにくくなることが知られています。

さかもと小児クリニック 運動誘発性喘息 より引用

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あとがき

運動誘発性喘息が癖づいてしまうと、運動することに辛さを感じるようになり、運動嫌いになってしまうことがあります。

運動を拒絶してしまうと、『肺機能の低下』や『筋力の低下』など、身体に悪影響がでてきます。

運動性誘発喘息の発作が起きた場合、適切な指導と予防によって運動をすることが可能な場合が多いので、まずは専門医に相談してみてくださいね。

近年は、プロアスリートが運動性誘発喘息を患っているというケースも少なくありません。

そんななか、運動性誘発喘息を克服して結果を出している方も多いのも事実です。

希望を持って運動性誘発喘息の改善に取り組みましょう。

以上、「『運動誘発性喘息』とは?【予防法や治療法についても解説】」でした。


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ABOUTこの記事をかいた人

ニックネーム:yatsuo(やつお) 雑記ブロガー。趣味はドライブと読書、インターネットです。 空いた時間は「おいしいたべもの」「良い雑貨品」「おしゃれなファッション」を求めて日々、リサーチしてます。最新家電にも目がありません。