こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
今回は、精神科医 樺沢紫苑先生著の『読んだら忘れない読書術』を読んだ感想を書いていきたいと思います。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 『読んだら忘れない読書術』の感想
- 『読んだら忘れない読書術』の中から私がピックアップした読書術3つ
樺沢紫苑先生著『読んだら忘れない読書術』を読んだ感想
『読んだら忘れない読書術』には、月20冊~30冊の読書を30年以上欠かさず続けているという樺沢紫苑先生のいくつもの読書術が紹介されています。
そのなかから、読書術を3つだけピックアップして感想を書いていきたいと思います。
『三度目の正直』読書術
1週間に3回アウトプットすると記憶に定着しやすいというものを利用した読書術です。
本の内容を忘れないためには『1週間に3回アウトプット』することが肝なんです。
その理由は、さまざまな脳科学研究を集約すると、最も効果的な記憶術として「最初のインプットから、7~10日以内に3~4回アウトプットする」ということが明らかになっているからです。
脳が重要な情報と判断する基準は以下の2つです。
- 何度も利用される情報
- 心が動いた出来事
『何度も利用される情報』とは、自分が重要だと思った部分をアウトプット(『マーカー引く』『メモをとる』『人に話す』など)することを指します。
前述のとおり、1週間に3回程度のアウトプットですね。
『心が動いた出来事』は、感動したり怒ったりと感情が激しく動いた際に記憶しやすくなります。
だから好きなことを覚えるときは『感動』や『楽しさ』があるため、覚えやすいんですね。
なぜ、何度も利用される情報が『忘れないことにつながるのかという根拠』については、『読んだら忘れない読書術』を読んで確認してみてください。
『鉄は熱いうちに打て』読書術
『ワクワクする本を、ワクワクしている間に一気に読む』というのが、この読書術です。
おもしろそうだと思ったときが、最も集中して読めるので、一気に読もう!という方法となります。
『読んだら忘れない読書術』のほかに古市幸雄氏著の『「1日30分」を続けなさい!』という本にも同様なニュアンスのことが書かれていました。
本を発見し、購入直後に少しでも読み始めるほうが、その本に対して自分の興味が一番高い状態なので、感情も動きやすいため、忘れにくくなるんですね。
また、古市幸雄氏は、買って読み始めたとしても、読みたい内容でなければその本は売ってしまったほうがいいと述べています。
これには私も賛成です。
なぜなら、私にとっては『お金』よりも『時間』のほうが、大切だからです。
ただ、購入して読まずに売ってしまっては「お金がもったいない」のは事実ですよね。
でも、安心してください。
『読んだら忘れない読書術』を読めば、『本の選び方』を学ぶこともできます。
おかげさまで今のところ、私は読まずに売った本はありません。
『ソーシャル』読書術および『レビューライティング』読書術
樺沢先生は、本を読んだら、その日かその翌日にFacebookに感想をアップするよう心掛けているそうです。
それだけで本の内容が何倍も記憶に残りやすくなるといいます。
3回のアウトプットのうち、1回がここで完了するんですね。
さらに、人に発信するため、変なことは書けないという心理状態になります。
こうすることで、適度な緊張感が持ち、SNSで本の内容を紹介すること(アウトプット)を意識して読むので、忘れにくくなります。
樺沢先生は、これを『ソーシャル読書術』と呼んでいます。
これは比較的短文で感想を書く場合に適していますが、長文を書きたいときは『レビューライティング読書術』が向いています。
記憶を定着させるためには、週に3回のアウトプットが必要ということを前述しましたが、わたしは3回ともそれぞれ違う方法でアウトプットしなければ飽きてしまうので、『レビューライティング読書術』は欠かせません。
ちなみに、『重要だと思う部分にマーカーをひく』『読んだ内容を他人(主に妻)に話す』『ブログで紹介する(レビューライティング読書術)』というのが、現在私がおこなっている3回のアウトプットになります。
ふつうに読むよりも3回アウトプットした方が記憶に定着しやすいうえに、ブログに投稿しているため、仮に忘れたとしてもスマホさえ持っていれば『どこでも思い出す』ことができ、便利です。
なお、ここでピックアップした部分は、『読んだら忘れない読書術』のほんの一部分です。
このほかの読書術も多く紹介されていますが、読書術のほかにも、以下のようなことが書かれており、かなり幅広い内容となっています。
- なぜ読書は必要なのか
- 読書によって得られる8つのこと
- 本の選び方
- インターネット(情報)と読書(知識)のちがい
- 電子書籍の活用のしかた
など
樺沢先生は、読んでとてもためになった本のことを『ホームラン本』と呼んでいますが、私にとっては、この本も『ホームラン本』です。
かなり勉強になるので、読んでおいて損はないと思います。
あとがき
実はこの本、わたしが初めて読んだ樺沢紫苑先生の書籍なんです。
樺沢紫苑先生といえば、アウトプット大全が50万部オーバーしたベストセラー作家なのですが、この『読んだら忘れない読書術』を初めて知ったときは、恥ずかしながら私は樺沢先生を存じておりませんでした。
なにをきっかけで知ったかというと、電車内の広告です。
当時は、都内をはしる電車内の広告が電子化されはじめたころで、紙媒体の広告が電車の入り口に貼ってあり、興味を持ちました。
そのときは、忙しくてあまり読書はできていなかったのにも関わらず、もともと読書が好きなこともあり、『読んだら忘れない』というキャッチコピーにひかれたんです。
私自身、本を読んでも1年もたつと内容を忘れることが多かったからです。
ただ、『読んだら忘れない読書術』を購入したものの、その時はなかなか時間がとれず、パラパラ読み程度でした。
今回改めて読むと、たくさんの『気づき』があり、当時の読書力のなさにガッカリしました。
いまでは、どれだけパラパラ読んだとしても、当時よりは頭に入ると思うので。
また、最近では、月に少なくとも5~10冊程度は本を読むことができるようになり、充実した日々を送っています。
『読んだら忘れない読書術』にも同じようなニュアンスのことが書かれていたと思いますが、やはり1冊1,500円程度で楽しむことができる『読書』は『最高の娯楽』だと考えています。
読書力次第では、1冊の本から1,500以上の価値を得ることができることもあります。
読書力は乏しかったものの、過去にざっくりこの本を読んでいたこともあり、今ではガンガン読書の内容をインプットするスキルを身につけることができました。
今ではそんな『読書の恩師』ともいえる樺沢先生のYouTube動画は毎日欠かさず見ています。
おもわず妻も反応してしまうような変なキャラクターである『裏シオンちゃん先生』にもハマりつつありますw
また、以前にもなにかの記事のなかで書いた気はしますが、実は私がブログをはじめたきっかけとなったのも、樺沢先生の本を読んだことでした。
やはり、樺沢先生の魅力は『発信力』と『継続力』、そして読書などからのハンパじゃない『インプットによる知識の豊富さ』だと感じています。
これからも要注目の作家さんです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
以上、「樺沢紫苑先生著『読んだら忘れない読書術』を読んだ感想」でした。
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