こんにちは、読書好きなやつお(@yatsu_o)です。
筆者は、読書が好きなのですが、日本人の読書離れが増加する一方ということをよく耳にします。
読書に親しんでいる私としては、とても悲しい想いです。
そこで今回は、『どのくらい読書離れが進んでしまっているのか』『読書をしないことによる影響はあるのか』『読書離れを防ぐような対策というのはあるのか』について調査しました。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- どのくらい読書離れが進んでいるのか
- 読書をしないことによる影響とは
- 読書離れを防ぐ対策はあるのか
月に何冊読んでますか!?読書離れによる影響とは【対策も】
どのくらい読書離れが進んでいるのか
全国大学生活協同組合連合会の調査によると、2019年度の大学生の読書時間は1日平均で30分でした。
1日の読書時間が平均で30分であれば、わたしの感覚ではそれほど『読書離れ』とはいえないと思います。
ですが、注目すべきは『読書時間がゼロ』という人の割合です。
半数近くの48%の学生が『読書時間がゼロ』でした。
これは、アルバイトなどに精を出す人も多いため、『時間があまりとれない』という側面もあります。
アルバイトの時間が長ければ…と、納得してしまいますよね。
『読書をする時間がとれない』ということにおいては、『労働時間』だけでも長い人が大多数の社会人では、さらに読書をする時間をとることは困難だと思います。
また、義務教育を受けている世代では、やはり勉学や部活などに割く時間が最も多いので、やはり読書時間が減っているんだろうな~と予想していました。
しかし、全国学校図書館協議会の調査では、小中学生においては、むしろ1ヵ月あたりの平均読書冊数が20年前の倍ほどに増えていました。
なお、高校生は月に1冊程度で横ばいでした。
また、小・中・高に進むにつれ、読書量が減っていることがわかります。
なぜこのような結果になったのかというと、やはりスマホやSNSの普及が原因といえるでしょう。
高校生は別としても、小中の学生には親がスマホを与えないことも多く、その分読書に費やす時間が捻出できるというわけです。
結局のところ、『読書離れが進んでいる世代』においては、『基本的には読書を読んでいる時間がない』というのが共通しているところだと思います。
このデータを見る限り、とくに問題なのは『読書時間がゼロ』の人が多いことではないでしょうか。
読書をしないことによる影響とは
文部科学省の『学校図書館』のページには、このように書かれています。
我が国においては、近年、生活環境の変化や様々なメディアの発達・普及などを背景として、国民の「読書離れ」「活字離れ」が指摘されている。
読書することは、「考える力」、「感じる力」、「表す力」等を育てるとともに、豊かな情操をはぐくみ、すべての活動の基盤となる「価値・教養・感性等」を生涯を通じて涵養していく上でも、極めて重要である。また、特に、変化の激しい現代社会の中、自らの責任で主体的に判断を行いながら自立して生きていくためには、必要な情報を収集し、取捨選択する能力を、誰もが身に付けていかなければならない。すなわち、これからの時代において、読み・調べることの意義は、増すことはあっても決して減ることはない。
このように見たとき、本を読む習慣、本を通じて物事を調べる習慣を、子どもの時期から確立していくことの重要性が、あらためて認識される。
はじめに:文部科学省 より引用
まさに、これからの時代は『読んだり調べることが多くなる』と思うので、『必要な情報を収集』したり『情報を取捨選択』する能力がさらに必要となってきます。
ところが、インターネット上でのみ情報収集をしていると、たしかに正しい情報はありますが、誤った情報もそこかしこにあります。
その反面『本』というのは、『信ぴょう性が高い』傾向にあります。
これは、本の著者が情報を提供している側の『責任』を『匿名性の高いインターネット』よりも感じやすいからです。
また、本の出版に至るまでには、出版社や印刷会社と連携するなど、著者がいろいろな人と関わるというプロセスがあります。
これも、『責任』が発生する要因です。
わたしは『書籍化されている情報』は、専門家が書いていることも多いため、『だれもが調べることができ、すぐに読めるインターネット上の情報よりも価値がある情報を得られる確率が高い』と考えています。
なので、書店などでパラパラと本を斜め読みしたときに『この本はいい本だ』と把握する能力くらいは欲しいところです。
しかし、こういった『情報収集能力』は、読書を積み上げていかなければ得ることができません。
また、読解力などについても、同じことがいえるでしょう。
ようするに、『読書をしないことによる影響』は、『情報収集能力の低下』だと考えます。
『情報をうまく収集することができない』ということは、せっかく『良い情報』がそこにあるのに、その本を読まず(または読解力不足で読めず)に『行動に結びつけることができない』ということになります。
そうなってしまっては、悲しいですよね。
これは想像の話になりますが、小中学生のときに読書をする習慣があり、うまく本から情報を収集できるようになったのに、高校生~社会人になり『まったく読書をしなくなってしまった』ということがあったとしたら、これほど『もったいない』ことはないと思ってしまいます。
わたしは、『自分自身の考え方をアップデートする機会がかなり減る』ということが一番の『読書をしないことによる影響』だと考えています。
ようするに『自己成長する機会の損失』という悪影響ですね。
インターネット上の情報の良いところ
ちなみに、『本』と『インターネット』の情報を比較すると、インターネットで得る情報にも良いところがあります。
出版されるまでのプロセスがないため、書籍よりも『はやく情報を入手することができる』ことです。
なので、インターネットでの検索も繰り返し行うことで、良い情報を選別するスキルを身につけておくことも大切になります。
読書離れを防ぐ対策はあるのか
読書離れを防ぐ対策としては、『オーディブルを使う』『読書を楽しむことができる体質をつくる』という2つがあります。
まずは、ひとつ目の対策である『オーディブルを使う』から見ていきましょう。
オーディブルを使う
読書離れが進んでいる原因のひとつに、なかなか『読書の時間がとれない』というものがありました。
多くの人は、仮に『気になる本』があったとしても、『読む時間がない』という理由で読書すること自体をあきらめていることが多いと予想することができます。
この問題に対応できるのは、『オーディブル』をはじめとする『音声読み上げ』だと思います。
なぜなら、手がふさがっていても、周囲に迷惑がかかる場合(自転車に乗っているときなど)でなければ耳で読む(聴く)ことができるからです。
わたしも利用しますが、自分で読むときと違い、疲れ知らずにスラスラと音読してくれるので、あっという間に一冊読み終わります。
『オーディブル』の嬉しい特徴は、音読の速度を調節することができることです。
この機能があることで、さらに『時短』になります。
自分が聞き取れる範囲で速度調節しましょう。
読書を楽しむことができる体質をつくる
「興味がある本は、ゆっくり読みたい」という方も多いと思います。
わたしもそうです。
しかし、意外と思われるかもしれませんが、『速読』を『それなりのレベル』でできるようになると、さらに読書が楽しくなると思います。
なぜなら、そもそも『興味がある本を見つける場合』もパラパラとページをめくり、『読むべき本を選別する必要がある』からです。
わたしは『それなりのレベル』では速読ができるようになったので、自分で読みたい本を効率的に選ぶことができます。
結果として、自分が『本当に読みたい本を読むことができる』ようになり、読書をすることが楽しくなりました。
ちなみに、実際に私が読んだ速読に関する本は『速読日本一が教えるすごい読書術』です。
速読日本一になった方が書いた本なので、説得力があり参考になりました。
また、速読ができるようになると『時短』にもなるので、①と同様に『読書の時間がとれない問題』もある程度は解決できるのではないかと思います。
あとがき
『~離れ』という言葉を最近よく耳にします。
そのなかには『若者の車離れ』という言葉もあります。
もしかしたら、『若者の車離れ』は、『車を運転している時間があるなら電車に乗っている時間にSNSをしていたい』という側面もあるのかもしれないと思いました。
これらに限らず、現代は多くのことで『~する時間はない』であふれている気がします。
こういったニーズに的確に応えているのが『オーディブル』でしょう。
もしかしたら、いま『読書時間がゼロ』であっても、これから「SNSをするよりも本を読む時間が欲しい!」という日が来るかもしれません。
本好きとしては、最終的には『ゆっくり本を読んでみてほしい』というのが本音です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、よい読書ライフを!
以上、「月に何冊読んでますか!?読書離れによる影響とは【対策も】」でした。
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