こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、『雑談』をどのように捉えていますか?
私は、「脈絡なくいろいろな話をすることを楽しむこと」だと思っていました。
しかし、安田正氏著の『超一流の雑談力』を読み、『雑談』に対する考え方が180度変わりました。
雑談の本当の力を知り、「雑談というのは今まで自分が考えていたよりも、かなり重要なもの」と、雑談をするときの『意識』が変わったんです。
若いうちからこの『意識』をもって毎日の雑談をしていくと、社会人になったとき、『ビジネスにおいても役に立つ』ことだと考えています。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 日本人はびっくりするくらい雑談時間が少ない
- ビジネスにも役立つ雑談力
安田正氏著『超一流の雑談力』を読んだ感想【実践的な内容】
日本人はびっくりするくらい雑談時間が少ない
アメリカと日本の『会社や家庭で会話をする時間』について本書の『特典動画』で安田さんが言及されていました。
アメリカの方は1日6時間ほど会話をしますが、驚くことに日本人は1日3時間程度しか会話をしないそうです。
また、イギリスのパーティーなどでも、雑談の上手な人が中心となるところを目撃して、安田さんは雑談力について考えるようになったといいます。
カルチャーショックというやつですね。
日本人は自分の意見を言わなすぎるというのは、私も共感しています。
やはりインプットしたことを『アウトプットしてなんぼ』だと思います。
アウトプットしないと、現実は変わらないので。
とくに、日本人は『人を褒める』ことが異常に苦手な気がします。
たとえば、『作ってくれた料理がおいしい』ときは、「おいしい」というべきなんです。
作った料理を褒められて、嫌な気分になる人なんていません。
(言い方にもよるかもしれませんがw)
そろそろ、「恥ずかしい」は取っ払いましょう。
(自分にも言い聞かせていますw)
ビジネスにも役立つ雑談力
ここでご紹介する3つは、普段の雑談はもちろん、ビジネスにもかなり役立つことだと思います。
高めの声を出すようにしよう!
声は、ドレミファソラシドの『ファ』か『ソ』の高めの声で話すと、『社交的に感じさせる』という効果があります。
正しい音階である必要はなく、あくまでも自分の中での『ファ』か『ソ』の音でいいようです。
一方、低い声は『話の内容に対する信頼度が高く感じられる』というメリットはありますが、それ以上にデメリットのほうが大きいのです。
低い声で話すデメリットとは
- とっつきにくい印象を与える
- 高圧的な印象を与える
- 暗い印象を与える
- 話の内容に対する信頼度が高く感じられるため、話の内容を撤回しにくくなる
なので、『声は高く』が基本なんですね。
スピードをあげると、自然と声が高くなる
声を高くするときのコツは、『話すスピードをあげる』です。
話すスピードをあげると、自然と声も高くなります。
『テンポよく、リズムよく話すことで自然と「いい感じの声」が出るようになるでしょう』と安田さんはいいます。
耳から得た情報を記憶できる限界量
耳から得た情報を記憶することができる量の限界は17秒といわれているようです。
とくにメモなどをしてもらえない場合は、話す時間を意識できるようにしておきたいですよね。
この内容を読んだとき、わたしは『7:3の法則』を思い出しました。
ご存知の方も多いと思いますが、7:3の法則というのは『相手が話す割合と自分が話す割合が7:3』になるようにするというテクニックです。
これが自然にできるようになれば、『聞き上手』になれそうですね。
会話は相手と自分がお互いに話して成立するので、話しすぎないことが重要なんです。
やっぱり笑顔は重要
『好かれる表情のつくり方』という文があり、笑顔の重要性を再確認することができました。
人は出会って2秒で第一印象が決まります。
しかし、『ふつうの人のふつうの顔』は一般的に「何だかぶすっとしていて感じが悪い」んです。
なので、話すときには『上の前歯を6本以上見せて、口角を上げることを習慣にして、口を結んでいるときであっても、口角を上げる』ことを意識しましょう。
『いかに人格が素晴らしくとも、能力が高くとも、そのことが見た目にあらわれていなければ、人にはつたわらないのです』と安田さんはいいます。
そのとおりだと思います。
私も昔は意識していたのですが、最近できていなかったと反省しました。
個人的には、この本を読んで一番よかったと感じることは、『これまで学んできた知識』や、『昔はできていたのにできなくなったこと』を改めて確認するとても良い機会になったことです。
なにはともあれ、『笑顔』だけは忘れずにいたいものです。
あとがき
正直なところ、本書に書かれている内容は、既に知っていることも数多くありました。
しかし、「あえて活字でもう一度読んでおきたい」と、潜在的に願っていた内容ばかりだったと思います。
わかりにくいと思いますが、『自分の中でフワフワとしていた知識が再び定着した感じ』です。
また、『AさんとBさんが会話している』ように『雑談の例』が書かれていて、「読者にやさしく、理解しやすいように構成されている本だな~」という印象を持ちました。
いくつもの『雑談の例』が紹介されており、具体的なので、自分で実践する際も『取り入れやすい』と思います。
また、『特典動画』で安田さんが『おもしろい話というのは、ためになる話である』というニュアンスのことを述べていて、「そうかもしれない」と感心しました。
なお、わたしが安田さんご本人を拝見したのは、この『特典動画』がはじめてでした。
とても『やわらかい雰囲気』があり、「多くの方に好かれそうな話しかたをする人だなぁ」と感じました。
また、この動画を見て「筆者ご本人の雑談力が非常に高いな~」と感じたこともあり、よけいに『超一流の雑談力』という本の内容を実践していこうと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
以上、「安田正氏著『超一流の雑談力』を読んだ感想【実践的な内容】」でした。
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