こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、「手持ちのタブレットを、サブディスプレイとして使いたいな~」と思ったことはありませんか?
とくにノートPCのような小さいディスプレイだと、「画面の半分に資料を表示しつつ、残り半分の画面でテキストに執筆する」というのが、しにくい場合がありますよね。
そして、そんなときに「サブディスプレイがほしい!」と思う人は多いはず。
モバイルディスプレイを購入する手段もありますが、実は比較的カンタンに「手持ちのタブレットやテレビをサブディスプレイとして使う」ことができてしまうんです!(それもワイヤレスで)
そこで今回は、「タブレットやテレビをサブディスプレイとして使う方法」について書いていきます。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- タブレットやスマホをPCのサブディスプレイとして使う方法
- テレビやスマホも「サブディスプレイ化」できる!
- Chromebookをホスト(メイン)端末としてサブディスプレイを使いたいときは「有線でつなぐ」または「ChromeCastを使う」方法がある
タブレットは「サブディスプレイ化」できます【無料です】
タブレットをPCのサブディスプレイとして使う方法
「タブレットを無料でPCのサブディスプレイにできるアプリ」は複数ありますが、今回は「spacedesk」というアプリを使ったサブディスプレイ化の手順をご紹介します。
ホスト(メイン)端末の設定
まずは、ホスト(メイン)端末を設定します。手順は以下のとおりです。※Windows10で設定しています
- spacedeskのサイトをひらき、左下の『DOWNLOAD』をクリックする
- 『Windows10(64-bit)』をクリックする(一般的には64bitのはずですが、32bitの場合もあります。気になる方は下記に確認方法があります)
- 『ファイルを保存』をクリックする
- ダウンロードした『spacedeskのexeファイル』をダブルクリックする
- しばらく待つと『Next』がクリックできるようになるので『Next』をクリックする
- 『I accept the terms in the License Agreement』にチェックをつけ、『Next』をクリックする
- 『Next』をクリックする(セットアップ先を変更したい場合は変更する)
- 『Next』をクリックする
- 『Install』をクリックする
- 『Finish』をクリックする
これで、ホスト(メイン)端末の設定が完了しました。
なお、bit(ビット)の確認は「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「詳細情報」>「システムの種類」からすることができます。
一般的には64bitですが、32bitの可能性もゼロではないので、念のため確認したほうがいいかもしれません。
▼この画面は消してしまっても大丈夫ですが、できれば『IP-Adress:』のあとに書かれている数字の羅列はおぼえておきましょう
次に、クライアント(サブディスプレイ化する)端末の設定をします。
クライアント(サブディスプレイ化する)端末の設定
- Androidであれば『Google Play』、iPhoneやiPadであれば『App Store』、Kindle端末であれば『Amazon』など、その端末で使えるストアで「spacedesk」と検索し、『spacedeck』アプリをインストールする
- 『spacedesk』アプリを起動すると、先ほどホスト(メイン)端末に表示されていた「IP-Address:~」と同じ数字の羅列が表示されるので、そこを選択(クリックまたはタップなど)する
これで、タブレットをサブディスプレイとして使うことができます。
ホスト(メイン)端末からは、いろいろな設定ができます
ホスト(メイン)端末では、「設定」>「システム」>「ディスプレイ」から、各端末の画面設定をすることができます。
ディスプレイの配置も、自由自在です。↓
サブディスプレイとして使う場合、下の方にあるマルチディスプレイの『複数ディスプレイ』は「デスクトップをこのディスプレイに拡張する」に設定しておきましょう。↓
テレビやスマホも「サブディスプレイ化」できる!
自宅にAmazonスティックがある方は多いと思います。
実は、Amazonスティックがあれば、テレビをサブディスプレイ化することもできてしまうんです。
想像してみてください。
あなたが、「大画面テレビをサブディスプレイにして作業しているところ」を…
必要なウィンドウを開いたまま配置しておくことができて、なかなか作業が捗りそうだと思いませんか?
Amazonスティックで「spacedesk」と検索するとでてくるので、テレビのサブディスプレイ化も、試してみてくださいね!
※画面が小さいので実用的ではないかもしれませんが、spacedeskはスマホでも使えます
Chromebookでサブディスプレイを使いたいときは…
「spacedesk」アプリを使うと、Windowsやmacをホスト(メイン)として使うことはできますが、Chromebookをホスト(メイン)端末として使うことはできません。
※Chromebookをクライアント(サブディスプレイ化する)端末として使うことはできます
そのため、「Chromebookでサブディスプレイを使いたい!」という場合は、HDMIケーブルなどで物理的に他のモニター(テレビなど)と接続するか、またはChromeCastを導入する必要があります。
先日、筆者が購入したChromebook(IdeaPad Duet)のポートは、残念ながらUSB(Type-C)のポートがひとつだけなので、変換ケーブルを買い、物理的にHDMIケーブルでつないで「テレビをサブディスプレイにしよう!」と考えているところです。
2021年4月3日現在、私も「変換ケーブルはどれにしようか?」と迷っていますw
あとがき
「spacedesk」は、端末にインストールするたびにサブディスプレイが増えていきますw
まったく使っていないタブレットなどがあれば、サブディスプレイとして復活させるのもアリですね。
また、これからモバイルディスプレイの購入を考えている方は、「Fire HD 10」も選択肢に加えておくといいかもしれません。
なぜなら、spacedeskを入れてサブディスプレイ化できるのはもちろん、タブレットとしてもコスパに優れているからです。
ちなみに、2021年4月3日現在のところ、Fire HDシリーズで唯一「フルHD」に対応しているうえに、多くの電子書籍に対して無料の「読み上げ機能」を利用することができます。
「読み上げ機能」は、電子的な音声なので「Audible」よりは聴きとりにくいかもしれませんが、慣れてしまえば十分に満足できるレベルです。
「もっと大きい画面のほうがいい!」ということでもなければ、どう考えてもFire HD 10がコスパ最強な気がしています。
ともあれ、手持ちの端末が複数あれば、サブディスプレイどころかマルチディスプレイも可能な「spacedesk」は、かなり便利なアプリではないでしょうか。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。
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