こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
今回は、NHKの『ガッテン!』という番組で紹介されていた『たまご』のおいしい食べ方について書いていきます。
1個およそ20円で、家計にやさしい『たまご』。
ひと手間加えるだけでおいしくなれば、お得感がアップします。
この機会に、ぜひマスターしておきましょう!
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 目玉焼きをふわふわにする方法
- 卵焼きをふわふわにする方法
- たまごの賞味期限の秘密とは
- 古めのたまごはどうする?
たまごのおいしい食べ方【ふわふわな目玉焼き・卵焼きなど】
目玉焼きをふわふわにする方法
たまごをフライパンに割り入れる時の高さを変える!
たまごをフライパンに割り入れる時の高さを変えると、圧倒的に『ふわふわ』『とろとろ』の目玉焼きをつくることができます。
それも、番組では『固焼き派』『半熟派』ともに納得する出来栄えでした。
高い位置から卵を割り入れてしまうと、その衝撃で卵黄球が潰れて固く圧縮されたようになってしまいます。
できるかぎりフライパンに近い位置(低いところから)で割り入れると、卵黄球がまんまるの状態を保つため、『ふわふわ』『とろとろ』の目玉焼きをつくることができるんですね。
卵焼きをふわふわにする方法
たまごのかき混ぜ方を変える!
一般的に、素人の方がたまごをかき混ぜるときは、箸を寝かせてぐるぐるとかき混ぜたり、泡立て器を使って白身と黄身をなるべく混ぜようとしますよね?
しかし、達人は箸を立てて、数回かき混ぜるだけでした。
白身はあまり黄身と混ぜないことがポイントです。
なぜ、あえて白身を残すかというと、熱しているときに下の方からあがってくる『気泡』を卵の中に閉じ込めるためです。
白身が残っていると、白身が気泡をキャッチするため、スポンジのような構造の卵焼きに仕上がるというわけですね。
強火で調理する!
常に強火で調理することも、気泡を閉じ込めるうえで重要です。
強火にすることで、たまごが固まるのに時間がかからなくなるため、結果的に気泡を閉じ込めやすくなります。
たまごの表面がどろどろに固まってきたらたたむように巻きます。
これを数回繰り返せば完成です。
見た目としては、素人よりも達人がつくった卵焼きのほうが表面に若干焦げ目が目立つ感じでした。
たまごの賞味期限の秘密とは
本来、たまごの賞味期限はかなり長い
番組の順番では一番はじめに放送していましたが、わたしはこの情報に一番衝撃を受けました。
賞味期限が4カ月過ぎたたまごからは、サルモネラ菌も雑菌も検出されず、見た目もにおいも全く問題なかったんです。
京都女子大学の八田一教授は、「たまごは本来、菌に強い構造になっている」「非常に腐りにくく賞味期限を越えてもかなり長く食べられる」といいます。
たまごの状態にもよりますが、たまごが腐るまで、冷蔵庫なら4カ月、常温なら2カ月のようです。
なぜこれほど長持ちするかというと、卵の構造に理由があります。
卵黄に雑菌が付着すると腐りますが、通常の状態では雑菌が卵黄に近づくことができないからです。
その理由は、以下のとおりです。
- カラザ(たまごを割ったときに出てくる白い糸のようなもの)が、卵黄をたまごの中央に維持している
- 卵白には抗菌作用があり、雑菌の侵入や増殖を防いでいる
しかし、時間がたつと卵白とカラザが弱くなり、卵黄を中央に維持することができなくなります。
すると、卵黄が殻の方に移動してしまい、自ら雑菌に近づいてしまうため、最終的には腐るというわけです。
なぜ賞味期限が2~3週間に設定されているのか
本来、たまごの賞味期限はかなり長いことをお伝えしました。
ではなぜ、スーパーなどで売られているたまごは、賞味期限が2~3週間に設定されているのでしょうか。
その理由は、卵黄に最初から菌がいるたまごがあるからです。
なぜ最初から菌がいるたまごができてしまうのか?
それは、卵を産む鶏自身が食中毒の原因となる菌に感染している場合があるからです。
こういったたまごが混ざっていることを考慮して2~3週間の賞味期限に設定されているんですね。
ちなみに、菌が入っているたまごであっても、生で食べることができる期間が2~3週間なので、それが賞味期限になっています。
菌が入っているたまごの確率は3万個分の1個です。
そのたまごに合わせてすべてのたまごの賞味期限が2~3週間に設定されているなんて、なんだか損した気分になってしまいますよね。
しかし、たまごを生で食べる場合は、必ず賞味期限内で食べましょう。
賞味期限を過ぎたたまごは、必ず加熱が必要です。
中心を70度で1分間加熱することで、安全に食べることができます。
賞味期限を定めている日本養鶏協会は、賞味期限がきれたら、できるだけ早く加熱して調理して食べてくださいと注意喚起されています。
どれだけ遅くなっても、賞味期限がきれてから2週間以内にとどめておきましょう。
また、変なにおいがする卵、黄身が割れている卵は賞味期限に関係なく食べてはいけません。
古めのたまごはどうする?
メレンゲをつくる!
むしろ古めのたまごのほうが料理に使いやすい場合があります。
それは、『メレンゲ』をつくるときです。
なぜなら、卵白がゆるくなってしまっているたまごの方が、泡立ちやすくなるから。
なお、古めとはいえ、必ず賞味期限内につくるようにしましょう。
賞味期限に近づけば近づくほど泡立ちやすいようです。
ちなみに、卵白を泡立てる際に、さらにはやく泡立てることができるアイテムがあります。100均で販売されている『メレンゲスティック』というものです。↓
ゆでたまごをつくる!
古いたまごというのは、たまごから二酸化炭素が抜けているため、ゆでたまごをつくるとプリプリ食感のおいしいゆでたまごができます。
なお、新鮮なたまごでも、卵のお尻部分に少し亀裂を入れると、茹でている間にそこから二酸化炭素が抜けていき、おなじようにプリプリのゆでたまごをつくることができます。
このプリプリゆでたまごは、採卵日から10日~1カ月がおすすめということです。
ただし、変なにおいがする卵や黄身がわれている卵は賞味期限に関係なく、食べないようにしましょう。
あとがき
今回のガッテン!のタイトルを見たとき、正直あまり期待していませんでした。
なんといっても身近すぎる『たまご』についてでしたから。
しかしその実、知らないことばかりで有益すぎる内容でした。
さすが、ガッテン!です。
これからも要チェックな番組ですね。
以上、「たまごのおいしい食べ方【ふわふわな目玉焼き・卵焼きなど】」でした。
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