こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
今回は、「食品に生えてしまったカビは、カビが発生してしまった部分を除去すれば食べて良いのか?」という素朴な疑問について調査してみました。
調査結果は、私の予想どおり「カビてしまった部分を取り除いても食べてはいけない」というものでした。
梅雨の時期は食品にカビが発生しやすいですよね。
もったいないですが、カビが発生してしまった食品は、迷わず廃棄するようにしましょう。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- カビが発生しているところ以外にも菌糸が広がっているかもしれない
- 加熱しても食べてはいけない
食品のカビは、カビてしまった部分を取り除けば食べて良いか
カビが発生しているところ以外にも菌糸が広がっているかもしれない
あなたが「カビが発生しているところ」と認識している部分は、あくまで目に見えてカビているところだけなんです。
なので、目視では確認することができないところに菌糸が広がっているかもしれません。
また、カビが生えた食品には、カビ以外の細菌が繁殖していることもあります。
カビてしまった食品は、もったいないですが廃棄するのが一番です。
『カビ毒』が危険!加熱しても食べてはいけない
仮に目に見えるカビを除去して、さらに加熱したとしても、食べてはいけません。
なぜなら、カビは死んでも『カビ毒』が残ってしまうからです。
『カビ毒』というのは、熱に強いんです。
なお、カビが生えた食品を食べることでおこる健康被害で最も重要なものは『カビ毒』によるものなんです。
カビ毒の原因による『集団食中毒』などの発生事例もありますが、それよりもこわいことがあります。
それは微量のカビを長期間食べ続けてしまうと、慢性毒性により『免疫系』や『神経系』『肺』など、人体のあらゆる部分にダメージを与えてしまう可能性があることです。
あとがき
本記事を読んでも、「いや大丈夫だよ!前に餅のカビをとって食べても大丈夫だったから!」という意見の方も多そうです。
たしかに、症状に出ることはそう多くはないようです。
しかし、個人的には大丈夫だった経験がある人のほうが危ないと思います。
なぜなら、もちろん食中毒になる危険性もありますが、なにより前述のとおり慢性毒性になる可能性があるからです。
今のお餅というのはパックに複数入っているタイプのものが多いですよね?
仮にパックに入っているすべてのお餅がカビてしまったとします。
それを目に見えるカビだけを除去して毎日ひとつずつ食べることを想像すると、なかなか危険なにおいがしますよね。
これは一例ですが、どの食品でこのようなことが行われてもおかしくはない気がします。
なので、周囲に「カビているところを削れば大丈夫だ!」なんて言っている人がいれば、この記事を読んだあなたが、ぜひ注意してあげてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
以上、「食品のカビは、カビてしまった部分を取り除けば食べて良いか」でした。
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