こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。
あなたは、胃腸炎で大変な目にあったことはありますか?
私は、これまで数回の胃腸炎を経験してきました。
しかし、『ロタウイルス胃腸炎』については、さきほどまで聞いたこともなかったんです。
今回は、そんなロタウイルスについて調査しました。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- ロタウイルス感染性胃腸炎とは
- ロタウイルスの流行時期
- ロタウイルスの予防法
- ロタウイルスに感染した場合
ロタウイルス感染性胃腸炎とは?流行時期や予防法など。
ロタウイルス感染性胃腸炎とは
5歳までには『ほとんどの子供』がかかる『ロタウイルス』
ロタウイルスとは、胃腸炎を起こすウイルスのことです。
乳幼児をはじめとする『子ども』に多い急性胃腸炎を引き起こす感染症なので、乳幼児の育児や保育をしている方は、特に注意が必要になります。
小児の急性胃腸炎の原因としては50%前後もの割合を占めています。
非常に感染力が強いため、生後6ヵ月から2歳の乳幼児に多く見られ、5歳までには『ほとんどの子供』に感染します。
ロタウイルスの主な症状と特徴
主な症状としては以下の3つがあります。
- おう吐
発症1~2日目にみられる。(5回前後と頻回なケースが多い)
3日目以降は少なくなる。 - 下痢
水様性のものが多く、患者の半数近くにみられる傾向として、米のとぎ汁のような白色になる。 - 発熱
39℃前後の発熱がある。
『特徴』としては、成人にも感染することはありますが、多くの場合は自覚症状がなかったり、軽傷で済むことが多いようです。
また、アルコール消毒剤や高温に対する抵抗力があります。
まれに『けいれん』や『脳症』を合併することもあります。
ロタウイルスの感染経路
主な感染経路としては、『直接接触』『間接接触』『飛沫感染』となります。
ロタウイルスの流行時期
例年、3月から5月にかけて乳幼児を中心に流行します。
流行期の胃腸炎全体としては、ロタウイルスがかなりの割合を占めます。
ロタウイルスの予防法
ロタウイルスの予防法としては、任意予防接種として『ロタウイルスワクチン』があります。
『ロタウイルスワクチン』を接種しておくのが一番の予防法でしょう。
なお、生後2ヵ月から3ヵ月半過ぎまでのワクチン接種が最適なようです。
生後6週から接種をはじめることができますが、初回接種は生後2か月にヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンなどとの同時接種がおすすめです。それができない場合でも、初回接種は遅くとも生後3か月半過ぎ(生後14週6日)までに受けましょう。
また、感染を拡大させないためには以下のような対策が推奨されます。
- オムツの適切な処理
オムツ交換の際に、使い捨てのゴム手袋などを使い捨てるときはポリ袋に入れる。 - 手洗いの徹底
手洗いの際には、指輪や時計をはずし、せっけんで30秒以上もみ洗いする。 - 衣類の次亜塩素酸消毒
便やおう吐物で汚れた際は、家庭用塩素系漂白剤でつけおき消毒したのち、他の衣類と分けて洗濯する。
ただし、これらの対策をしても感染を完全に防ぐことは困難です。
やはり『ロタウイルスワクチン』を接種するのが最も有効といえるでしょう。
ロタウイルスに感染した場合
まずは医師の診断をあおぎましょう。
重症な場合は、点滴を希望したほうが良さそうです。
なお、ロタウイルスに感染した場合は、対症療法が中心となります。
前述のとおり、主な症状に『おう吐』や『下痢』が含まれるため、基本的には脱水症状に対応するために『すこし症状が落ち着いたときに水分補給』をするようにしましょう。
一気に水分をとってしまうと、吐き戻す可能性が高まるので、注意が必要です。
水分は少量をこまめにとるようにしましょう。
なお、下痢止め薬は病気の回復を遅らせることがあるので、使用しないほうがいいようです。
あとがき
ロタウイルス胃腸炎は、はじめて感染する際に重症化することが多いようです。
ロタウイルス胃腸炎に一度感染したとしても、再感染を完全に防ぐことはできませんが、下痢症状は形象化するので、その性質を利用して初感染時の重症化を防ぐ目的で『ロタウイルスワクチン』が開発されたということです。
日本においては、死亡者は少ない(毎年2~18名程度)ですが、世界的にみると発展途上国などで乳幼児の死者が多い傾向にあります。
ロタウイルスは『非常に強い感染力』をもっているため、完全に感染を予防するのは困難なので、乳幼児のお子さんには、念のため『ロタウイルスワクチン』を接種されるといいかもしれません。
ちなみに、世界保健機関(WHO)では、『ロタウイルスワクチン』の定期摂取化を推奨していますが、にほんでは任意接種となっています。
以上、「ロタウイルス感染性胃腸炎とは?流行時期や予防法など。」でした。
関連記事