実力だけで勝負してない?『勘違いさせる力』も磨こう!

こんにちは、やつお(@yatsu_o)です。

読み終わった本から次から次へと書評を展開していくという最近の流れ。

勝手にブームです。

というわけで、ちょっと前に流行ったらしい『勘違いさせる力』について、かなりおもしろく書いてある本をご紹介したい!

その本というのは、ふろむだ氏著の『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』です。

「え?まだ実力で勝負とか言ってるの?」と謎のキャラクターが発言している表紙だけで、かなりそそられました。

ほんの少し立ち読みして、即購入。

サラサラッと一気に読んでしまったくらい面白かったので、備忘録的に少しご紹介します!

実力だけで勝負してない?『勘違いさせる力』も磨こう!

『実力だけで勝負』していいのは学生時代だけ。

私にとってこの本を読んだ一番の『気づき』は、『社会人になったいい大人は、実力だけで勝負することは難しい』ということでした。

学生時代というのは、受験勉強がメインで、問題に間違えることなく答えることができればよいだけなので、『実力』と多少の運で勝負することができます。

しかし、大人になると、いろいろなことをこなす必要があります。

社会人にもなれば、『実力』以外でも人と差が生まれてくるのです。

「実力以外で大きな差ができる要因はなんだろう?」と思われるはずです。

それは、無意識かつ直観的に脳内処理してしまっていたりする『錯覚資産』というものです。

『錯覚資産』ってなに?という方は、詳細が書かれていますので、ぜひ本書を読んでみてください。

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我々はなによりも『自分の直観を信じる』生きもの。

人間の直観というものは、考えなければならないことが難しければ難しいほど、単純なことに変換されて脳内で処理されてしまいます。

判断が難しいことの例として、あなたが会社で『部下を評価する上司』という立場だとします。

そうすると、『部下の評価は公平に決めなければいけない』と思いますよね?

でも、その立場にいるほとんどの人の場合、その部下が『好き』か『嫌い』かで評価してしまっていると著者は言います。

しかも『無意識』で『自覚せず』に。

実際にその立場にいる人は認めたくはないとは思いますが、これが現実みたいです。

おそろしいですよね。

わたしはこの本を読み『錯覚資産』についての理解を深めたことで、それなりに正確な評価をできる人になれたんじゃないかと思います。

特に『会社で昇格が決まった人』や、『上司の立場にある人』に読んでもらいたい本ですね。

なぜなら、『好き』『嫌い』で評価してしまった場合、本当は実力がない人を昇格させてしまうようなことが多々発生し、会社の不利益になるからです。

なにより、あなたの仕事に悪影響を与えることにもなりかねません。

逆に考えると『錯覚資産』をうまく利用することで『自分の実力以上の評価を周りから得る』ことができてしまう可能性すらあります。

あとがき

ほんの一握りの内容をご紹介させていただきました。

この本では、ふだん『無意識』に『自覚せず』思考・行動していることについて再考させられる内容がズラリと書かれています。

しっかりと心理学的な視点からの内容となっているので、説得力もあります。

エンターテインメント性も高く、ひとつの娯楽として読める本だと感じました。

また、著者は本書の『おわりに』で、この本は「実用書」だと言い切っています。

実用レベルまで落とし込めるよう、もう一度じっくり読みたいと思います。

以上、「実力だけで勝負してない?『勘違いさせる力』も磨こう!」でした!



ABOUTこの記事をかいた人

ニックネーム:yatsuo(やつお) 雑記ブロガー。趣味はドライブと読書、インターネットです。 空いた時間は「おいしいたべもの」「良い雑貨品」「おしゃれなファッション」を求めて日々、リサーチしてます。最新家電にも目がありません。